武冨の不調が響いた日大藤沢、東海大相模に26安打を放って24得点の猛攻を許す

 第101回選手権神奈川大会も最終日を迎えた。
 全国でもトップクラスのチーム力を誇る東海大相模に対して、日大藤沢が対抗できるとすればプロ注目の快速サウスポー・武富 陸東海大相模打線を抑え込み、接戦に持ち込むしかないと見ていた。

 だが、ここまで連投を続けてきた武冨。この日は明らかに球にキレがなく、変化球も曲がりが早かった。いくら武冨と言えど、この状態で東海大相模打線と対峙するのはさすがに無理があった。

 2回に先制点を挙げた東海大相模は、3回にも6番の遠藤 成にバックスクリーンへのツーランホームランが飛び出し追加点を上げる。
 その後も6安打を集中させて一挙6得点を上げると、続く4回には鵜沼 魁斗山村 崇嘉西川 僚祐の2年生トリオにホームランが飛び出して7得点。
 試合の前半に、ビックイニングを立て続けに作った東海大相模が、日大藤沢の武冨をノックアウトして試合を完全に制圧した。

 その後も、日大藤沢を攻め続ける東海大相模打線。6回には、山村がこの日2本目の本塁打をライトスタンドに運ぶと、7回にも3本のタイムリーを集めて7得点を挙げる。

 武冨が不調だった日大藤沢は、その後4人の投手を繰り出すも、東海大相模打線を食い止められる投手をおらず、なす術がないといった状態であった。

 結局、東海大相模は計26安打を放って24得点を奪う猛攻で、戦後の神奈川大会決勝の最多記録を更新。4年ぶり11度目の夏の甲子園の出場権を掴んだ。

 試合後のインタビューで、東海大相模の門馬敬治は「春の大会から我々も選手も毎日、毎日、苦しんで今日ここまできました。神奈川の代表として、甲子園で躍動できるように、仕切り直して頑張りたいと思います」と力強く語り、甲子園に向けて気持ちを引き締めた。

 東海大相模は4年ぶりの全国優勝を目指し、8月6日(火)から始まる第101回全国高等学校野球選手権大会に臨む。

文=栗崎 祐太朗)