- トップ
- 試合記事一覧(大会別)
- 2017年春の大会 神奈川県春季大会地区予選
- 法政二vs橘
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
橘 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | ||||||
法政二 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1× | 4 |
橘:齊藤、下部-新里
法政二:蒔田、前芝、池田-長田
息詰まる接戦を法政二がサヨナラでものにする!

好投を見せた池田(法政二)
両校ともに県大会進出を決めている中で行われたこの試合。ともにエースが先発を回避するなどしたが、非常に引き締まった試合となった。
試合は初回から動く。先制したのは橘。1番武島の打球をショートがエラーし出塁。2番杉本は送りバントを決め一死二塁。3番小見山は倒れたものの、4番羽二生がしぶとくライト前へ運び、二塁走者の武島が生還。法政二先発・蒔田の立ち上がりを攻め、幸先よく1点を先取した。
先制された法政二だっだが、直後の1回裏。一死後、2番肥後がセンター前ヒットで出塁。続く、3番倉持が左中間を破る適時二塁打を放ち同点。二死後、5番大高も左中間を破る適時二塁打を放ち、すぐさま逆転に成功した。
逆転を許し、追う展開となった橘は3回同点に追いつく。一死後、3番小見山、4番羽二生の連打と5番新里の四球により一死満塁のチャンスを作った。ここで6番土橋がレフトへきっちりと犠牲フライを放ち、試合を振り出しに戻した。
その後は両校チャンスを作るものの、あと一本が出ずスコアボードに0が並んだ。勝ち越し点を奪うのはどちらか。流れは五分の中、一瞬で橘が勝ち越しに成功した。
7回、一死後3番小見山がこの日4度目のバッターボックスに入った。マウンドには2イニング目に入った2番手の前芝。ここで直球を完ぺきにとらえ、レフトスタンドへ本塁打を放ち、勝ち越しに成功。再び橘がリードする展開となった。
勝ち越しを許した法政二は、またも同点に追いつく。直後の7回裏、3つの四球で二死満塁のチャンスを作る。ここで2番肥後が二遊間へ打球を放つ。これを橘のセカンド小坂が追いつくも二塁は間に合わず、同点となった。一塁走者が俊足の1番堀越であったことが法政二にとって幸いした。
同点に追いついた法政二は試合の流れを完全につかんだ。3番手の池田が完ぺきなリリーフを見せ、最終回を迎えることになる。法政二はサヨナラムード。このムードは現実となった。
一死後、好リリーフの池田がライトの頭上を越える二塁打で出塁。さらにサヨナラの雰囲気を漂わせた。続く1番堀越はレフト前ヒットで続き一死一、三塁。2番肥後は倒れたものの、初回に同点となる適時打を放っている3番倉持が打席に入る。この試合を決める場面で、1打席目同様、勝負強さを見事発揮し、左中間へサヨナラヒットを放ち試合を決めた。
非常に引き締まった好ゲームは、最後の最後まで目の離せない展開となった。サヨナラで勝利した法政二は、いい雰囲気のまま県大会に向かうことができるだろう。いい弾みになったに違いない。
一方、敗れた橘だが差はほとんどなかった。ただ1つ挙げるとすれば投手陣の四死球の多さだろうか。2投手で13個与え、失点につながる場面もあった。県大会までに修正できるのか注目だ。
(取材・写真=編集部)
注目記事
・2017年度 春季高校野球大会特集
応援メッセージを投稿する
神奈川県の地域スポンサー様を募集しております。