吉田凌の20奪三振!東海大相模が4年ぶりの神奈川大会制覇!!

 全国最多の190校が参加した神奈川大会の頂点を決める一戦は13対0という大差での決着となった。

 試合の主役となったのは東海大相模の先発・吉田 凌。ここまで4試合すべてリリーフでの登板で、8回3分の2を投げて19個の三振を奪ってきた右腕の前に、向上打線は最後まで得点をあげることができなかった。
140km/hを超えているであろうストレートも威力十分なのだが、向上の打者を翻弄し続けたのはフォークボールと見間違えるような大きな落差のある縦スライダーだった。

 東海大相模は1回表に2番杉崎 成輝のホームランで先制。内寄りの高めのストレートに対してバットを体の側を通しながら最短距離でスイングした見事な一撃だったのだが、そのアーチがかすんでしまうほどの奪三振ショーが、その裏から始まる。

 先頭の好打者・三廻部 憂磨を2ボール2ストライクから縦スライダーで空振り三振。続く鈴木陵史は歩かせるが、3番の菅野 赳門も宝刀で空振り三振。4番の安達鴻希は四球の後、5番田村将太をスライダー2つで簡単に追い込んだ後フルカウントまで粘られるも最後は内へのストレートで空振り三振。

 2回は鈴木 翔天、亀井智寛、大塚斗頼がスライダーで三者三振。指にかかった球は、そこまでの落差はないものの福岡ソフトバンクホークスの武田 翔太のカーブの軌道に似ていると感じさせる。

 3回も9番の松澤周季、三廻部、鈴木陵を連続三振。制球も少しずつ安定してくる。ここまでのアウトはすべて三振。向上の打者も度々、苦笑いを浮かべるしかなかった。