日名子 広大選手 (向上)

日名子 広大

球歴:向上

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:186.0 cm

体重:86.0 kg

学年:卒業

寸評

 向上が夢をかなえるためにはこの投手の成長が不可欠ではないだろうか。186センチ86キロの大型左腕で、制球力も、変化球のキレも良く、フォームにも大きな癖がなく、バランスの良さが目につく。 (投球内容)  右足を高々と上げてから、下半身主導の体重移動から長い腕を繰り出す速球は常時130キロ前後(最速134キロ)。角度もあって、スピンもかかっており、球速表示以上に速く見えるストレート。今の球質のまま常時130キロ後半~140キロ前半を計測するようになると、もっと空振りが奪えるようになるだろう。  ストレートに加えて、縦割れするカーブを織り交ぜて、ストレートは両サイドへ揺さぶりながら、変化球で追い込んでいき、ストレートが走っているときは高めのストレートで空振り三振を狙う配球。自信を持って投げることが出来ていて、高めに決まるストレートには自信を持っているようだ。高低を使いながら勝負するのが日名子投手の持ち味。ただストレートのキレを欠くと、痛打を浴びやすい。長打を打たれるリスクがあり、夏までの課題としてはキレのあるストレートを維持するために、スタミナ面の強化が不可欠となりそうだ。 (投球フォーム)  ワインドアップから始動し、右足を高々と上げていきながら、左足の膝を適度に伸ばしてバランス良く立つ。軸足にしっかりと体重が乗っており、バランスの良い立ち方ができている。  右足を一塁方向へ伸ばしていきながら、重心を下げていき、お尻から先行するヒップファーストが取れており、また右足の膝を適度に伸ばしながら、バランス良く踏み出すことができており、縦系のカーブ、フォークの習得も可能だろう。  右手のグラブをやや斜めに出すことで、着地時に開きを抑えることが出来ており、テークバックも内回りの旋回で、出所を抑えることができており、開きを抑えられる上に、186センチの長身から角度よく振り下ろすのだから、打者としては相当打ち難いだろう。あとはもう少し腕を強く振りきり、躍動感のあるフォームになるといい。  躍動感を求めるとバランスを崩しやすいので、難しいところだが、メカニズム的なモノはしっかりしているので、強いボールを投げることに拘ってほしいと思う
更新日時:2014.06.06

将来の可能性

 素材の奥行きはあり、フォームも上半身に頼ったものではなく、下半身を主導にした体重移動が出来た投手なので、さらに球速・球威は伸びていく投手で、ブレークするのは大学以降になっていきそう。長身投手としてはまとまりのある投球が出来る投手なので、夏でも活躍が期待できるのではないだろうか。大成を期待したい左腕である。
更新日時:2014.06.06

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