河野 太一郎選手 (法政二)

河野 太一郎

球歴:法政二

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

175センチとあまり上背はない投手ではあるが、勢いある直球を投げ込む投手だ。 将来的には140キロ後半に迫る速球を投げる可能性を持ったパワフルな投手でる。立ち上がりの速球を見ると実に素晴らしい速球を投げ込んでいるのだが、横浜隼人打線につかまり、ノックアウトとなってしまった。ただ投手としての基本能力は高く、工夫を重ねていけば、強豪私学を抑えられる投手になっていくのだが。  角度よく振り下ろす速球は135キロ前後を計測していそうで、一冬超えていけば、140キロ超えも可能な速球の勢い、腕の振りの鋭さがある。変化球もカーブ、スライダー、チェンジアップのキレも悪くない。上位まで勝ち進んだ投手と比較しても、彼が決して悪いではなく、彼の投球に横浜隼人打線が上回っていたとしか言いようがない。少し素直に勝負しすぎたところがあった。 (投球フォーム)  175センチ78キロと上背はないが、下半身を見る太ももの太さ、お尻の大きさと体格的なモノは申し分ない投手である。ワインドアップから振りかぶり、左足を高く上げて、右足の膝を適度に曲げてバランス良く立つ。そのまま二塁方向へ送り込んでいきながら、重心を下げていきながら、前足を送り込んで、着地を行う。  真っ直ぐ踏み込んで、テークバックは大きく取りながら、強く踏み込んで、角度よく振り下ろす投球フォーム。ただ上背がないことで、あまり角度がない、着地した時にやや直線的。フォーム全体でタイミングが取りにくいと視覚に訴えるものがないのが気になった。 体重移動は踏み込んだ左足にしっかりと体重が乗って、腕を振り切ることができており、始動からフィニッシュまで綺麗な流れとなっている。  速球自体は素晴らしいものを持っているが、それだけでは通用しないことを感じたことは彼にとっては良かったと思う。
更新日時:2013.12.29

将来の可能性

 将来的には140キロ超えが期待できる右腕の1人。だが強豪校からするといやらしさがない投手でないようで、打ち込まれる試合が多い。激戦区の神奈川を勝ち抜くためには投球のレベルをさらに高めることが必要だ。そのために変化球を磨いたり、速球をより速くしたり、フォームでも変化を付けるなどの工夫が必要になるだろう。ぜひ来年には一味違う投球を見せてほしい。
更新日時:2013.12.29

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