山田 将士選手 (桐光学園)

山田 将士

球歴:桐光学園

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:179.0 cm

体重:79.0 kg

学年:卒業

寸評

 投打に非凡な才能を持った選手で、2014年度の神奈川を代表する球児の一人。秋からはエースナンバーを背負いピッチングに専念しておりますが、ボールを飛ばす才能に優れスラッガーとして期待が持てます。しかし今回は、投手・山田将士 に絞って取り上げてみたいと思います。   (第一印象)  時々指にかかった時のボールには、おっと思うような球があります。リリースが安定しないので、そういった球が持続できないのコントロールが不安定なのが気になります。   (投球内容)    ランナーがいない時でも、セットポジションから投げ込んできます。球速は、135~140キロ台前半ぐらいでしょうか。何かシュート回転して沈む球が多く、これを意図的に投げているわけではなさそう。変化球は、スライダーとのコンビネーション。ボールがバラついて制球に苦しむことも多く不安定。ただ時々低め膝元にビシッと決まることもあり、そういった球の割合が増えて来ると、投球内容もグッと変わって来るとがはず。クィックは、1.2秒台。フィールディングなどは平均ぐらいと、マウンド捌き含めて、あまり投手としてのセンスは買いません。 <長所>    腕はしっかり振れているので、速球と変化球の見極めは難しいはず。あまり下半身が使えていないように見えますが、適度にボールには体重が乗せられています。   <課題>  着地までの粘りが足りず、体の「開き」も早くなりがち。そのため球筋がいち早く読まれてしまい、コースを突いたような球でも打たれてしまいます。    グラブは内に抱えられているので、両サイドの投げ分けはまずまず。しかし足の甲での地面の押し付けが浮いてしまい、ボールが上吊ることも少なくありません。また「球持ち」もボールが押し込めないので、どうしても高めに抜けてしまうのが目立ちます。時々膝元で伸びる球も見られるので、リリースが安定して来ると変わってくるのではないのでしょうか。
更新日時:2013.12.19

将来の可能性

 一冬の間に安定してボールが強くなったり低めに集まるようになれば、投手としても面白いかもしれません。ただ将来性では、遠くに飛ばせる野手の才能を現時点では買います。できれば他の選手が成長してくれて、打撃にもっと比重をかけられるようになれば面白いと思うのですが。一冬越えて、投打にどうなっているのか注目してみたいと思います。
更新日時:2013.12.19

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