廣川 剛大選手 (向上)

廣川 剛大

球歴:向上

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:178.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

 レッドソックスの松坂大輔を彷彿させるフォームから、135キロ前後のストレートとカーブ・スライダー・シュートなどのボールを織り交ぜてきます。特にマウンド捌きも洗練されていて、勝負どころでの踏ん張りが効くのが、この投手の最大の特徴ではないのでしょうか。 (第一印象)  この春三度ほど観たのですが、TVで見るとストレートが結構動くクセ球なのだということがわかりました。これは意識的に動かしているというよりは、ナチュラルにそういった球になっている感じで、いわゆる汚い回転のボールで相手を詰まらせて打ち取るタイプだと思いました。 (投球内容)  武器であるスライダーが、早く大きく曲がり過ぎてしまうことが多く、その辺がもったいないですね。普段はボールを両サイドに散らせられるのですが、時々引っ掛かり過ぎて低めのボールゾーンに外れてしまうことが少なくありません。ただクィック・フィールディング、投球術など総合力の高い好投手です。 <長所>  上半身を強く振れるのが、この投手の持ち味であるように思えます。ただその力が強すぎて、スライダーが曲がり過ぎてしまうことがあります。これからは、制御できるカットボール系の球を使えるようになると、もう少し楽にピッチングが組み立てられるようになるかもしれません。 <課題>  着地までの粘りに欠け、フォームがあっさりしているのが残念です。そのため打者からは、タイミングが合わせやすい側面があります。また体の「開き」も早くなり、球筋が早く読まれてしまうところがありますね。投球自体は上手いのですが、投球フォームにもこれからは重視して相手に嫌がられるフォームを追求して欲しいとおもいます。  まだまだリリースが不安定で、指先の感覚や球持ちには課題を残します。そのためボールにバックスピンをしっかりかけられないので、回転のいいボールが行きません。また上半身主導のフォームなので、まだまだボールに体重が乗せきれていません。この辺が上手くなってくると、打者の手元まで生きた球がゆくようになるのではないのでしょうか。
更新日時:2012.07.10

将来の可能性

 体にも力がありますし、持っている野球センスにも高いものを感じます。大学などで、まだまだ伸びる可能性もあるのではないのでしょうか。バッティングもよく、フィールディングなどの能力も高いので、野手という選択肢もあります。有力大学に進んで野球を続けて行けそうな素材で、今後も注目して行きたい選手でした。
更新日時:2012.07.10

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