山根 滉太選手 (小松大谷)
短評
決勝戦で奥川恭伸から本塁打を放ち、決勝戦まで14打数9安打を記録した左のスラッガー。パワー、技術の高さと、非常に高いレベルを持った選手ではないだろうか。 スタンスはスクエアスタンス。重心が高く、軸足の踵重心でタイミングを取る選手。投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、右足を大きく上げてインステップ気味に踏み込んでいく。レベルスイングで無駄のない軌道でボールをとらえ、腰を鋭く回転させた力強さを感じる打撃フォーム。奥川の145キロ前後の速球をしっかりとはじき返して左前安打2本、惜しくもアウトになったが、三遊間へ深い遊ゴロ、そして甘く入った縦スライダーをライトスタンドと、対応力の高さは全国レベルの打者だといえるだろう。 奥川でさえも全く打ち取れる気配を感じなかった。石川大会では18打数12安打。奥川から本塁打を打ったインパクト、さらに高い打撃技術を見れば、十分に高いステージでの活躍が期待できるだろう。
更新日時:2019.08.02