河野 颯太選手 (横浜商大高)

河野 颯太

球歴:横浜商大高

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:右 / 左

学年:卒業

寸評

 神奈川に、来年ちょっと楽しみな投手がいる。その男の名前は、河野 颯太。 (ここに注目!)  好投手を輩出することの多い同校に、また楽しみな選手が現れた。一冬越えたら140台連発も期待できる素材は、この秋神奈川で見た投手の中でも屈指だった。 (投球内容)  普段の球速はまだ135キロ前後ぐらいだが、ボールには確かな勢いが感じられる。変化球も、スライダー・カーブを織り交ぜたコンビネーション。コントロールのバラツキは顕著だが、この辺は身体ができあがって来ると改善されてきそう。  クィックも1.05~1.15秒ぐらいと基準以上であり、牽制も悪くない。ゲームメイクする先発よりも、勢いで押せるリリーフの方が現時点では合っているのかもしれない。 <長所>  躍動感を感じさせるフォームで、ボールにも勢いを与えている。下半身の体重移動も悪くなく、適度にボールに体重を乗せることができている。  フォームにも無理がなく、身体に負担がかかり難いので故障のリスクは少なそう。長くボールを持っていられる球持ちの良さがあり、指先まで力を伝えられ回転の好いストレートが投げられている。 <課題>  足の甲での地面への押しつけが浮いてしまいがちで、力を入れて投げるとボールが上吊りやすい。無理なく足の甲がつけられる形を、見つけてゆきたい。ステップの幅や下半身の使い方など、まだ改善の余地があるということだろう。
更新日時:2016.12.30

将来に向けて

 投手の育成に定評があるチームなので、ある程度のレベルまではひと冬越えて伸びて来ると思います。しかし高校から先のレベルも見据えられる選手だけに、志しを高く持って取り組んで欲しいところ。チームメイトには、秋に背番号1を付けていた鹿島浩一(2年)投手などもおり、切磋琢磨して成長して行って欲しい。一冬越えてどんな選手に育っているのか、神奈川で最も期待して見守りたい投手でした。
更新日時:2016.12.30

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