木更津総合が1年生の庄村佑心の初アーチなど11安打7得点で快勝

木更津総合・庄村佑心
〈春季高校野球関東大会:木更津総合7ー2昌平〉◇24日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ヶ谷
投打が上手くかみ合った木更津総合(千葉)が勝利を収めた。
打線は2回に6番・三富 大輝外野手(3年)の左二塁打で1点。4回には7番・石川 颯真内野手(3年)の左三塁打に8番・庄村 佑心内野手(1年)の中前安打で3得点。6回には庄村の左越え2ランなどで、計7得点。投げては、先発の千葉 雄斗投手(2年)が8回途中まで投げ2失点と安定した投球で、準決勝の切符をつかんだ。
昌平(埼玉)が5人の投手を投入して流れを打ち切ろうとしても、木更津総合の打撃陣がすぐに相手投手を攻略するなど、対応力の高さを感じた。
7得点中、下位打線が6打点をマークした。五島監督は「下位打線でチャンスを作って下位打線で点を決めてくれた。全体的に打撃陣の状態はいいと思うし、下位打線もここまで打ってくれたので打線の厚みを感じた試合だった」と語った。
その中でも、6回に2ランを放った8番の1年生・庄村の打球には驚いた。高校で初アーチということもあって庄村は「捉えたけど最初はレフトフライかと思って走っていました。気づいたら入ってました」と口元を緩めた。
五島監督も庄村について「守備が飛び抜けて上手いため使っている」というが、本塁打に関しては「1年生であの打球を打てるのは驚いた」と語る。
投手陣に関しても「千葉は1回と7回以外は走者を背負っての投球で苦しい場面が多かったけど、落ち着いて投げてくれた」と称えた。直球、変化球ともに低めにコントロールされていて、緩急も使ってテンポのいい投球だった。