タイガースJr.の浅居が「大会No.1投手」。決勝でも気迫の好リリーフでサヨナラ劇呼び込む

タイガースJr.・浅居 煌星投手
<NPBジュニアトーナメント:タイガースJr.2xー1ジャイアンツJr.(延長8回サヨナラ)>◇29日◇神宮球場
タイガースJr.が、劇的なサヨナラ勝ちで初優勝を飾った。決勝戦にふさわしい緊迫した投手戦だった。
特に、タイガーズJr.の背番号20の浅居 煌星投手(豊郷スポーツ少年団)の好投が光った。5回からマウンドに上がると4イニングを1安打3奪三振無失点と、サヨナラ劇を呼び込む気迫のピッチングを見せた。
クセがなく、完成度の高いフォームが特徴で、110キロ台の直球を力いっぱい投げ込む。マウンドでの強気な表情や目つきも迫力があった。
今大会は全4試合に登板し、投手陣を牽引した。上本 博紀監督(広陵ー早稲田大ー阪神3位)も「頼もしかった。最後は『気持ちやぞ』と言って送り出しました」とその言葉通り、「絶対に負けない」という念がこもった球を投げ込んでいた。
表彰式では「最優秀選手賞」を受賞。今大会No.1投手の評価も手にした。「初優勝できて嬉しい。またタテジマのユニホームを着たい」と充実した表情で語った。
中学では硬式のチームを考えている。次のステージでも活躍を大いに期待したい。
(取材=藤木 拓弥)

最優秀選手賞を受賞したタイガースJr.・浅居 煌星投手