大学日本代表完封負けも青山、矢澤らドラフト候補に挙がる投手陣が快投



矢澤宏太(日体大)

 大学日本代表は7月2日、ENEOSとオープン戦を行った。この試合は延長10回のタイブレークも行うルールで、裏攻めのENEOSが9回表までリードしていても、特別ルールで9回裏も攻撃することとなっている。

 先発は亜細亜大・青山 美夏人投手(4年=横浜隼人)。1、2回ともに得点圏に走者を背負う苦しい立ち上がりとなったが、3回から立ち直り、常時145キロ〜148キロの直球と、カーブ、スライダー、フォークをコントロールよく投げ分けた。特に23年のドラフト候補として名前が挙がる1番・度会 隆輝外野手(横浜高出身)をアウトローいっぱいに決まる直球で見逃し三振に打ち取った場面は見応えがあった。結局、3回を無失点に抑える好投を見せた。

 4回からは二刀流・矢澤 宏太投手(4年=藤嶺藤沢)が登板。最初のイニングでは、150キロ前後の速球を武器にアウトはすべて三振に打ち取った。5回には犠牲フライで1点を取られたが、6回はきっちりと0点に抑えた。失策絡みの失点ということもあり、投球内容的には問題なく、直球も社会人打者から空振りを奪えるほど勢いがあった。

 7回には立教大・荘司 康誠(4年=新潟明訓)が登板し、最速151キロをマークした剛速球を武器に1回を無失点。切れのある140キロ前後のカットボールの精度も高かった。

 8回には白鴎大・曽谷 龍平投手(4年=明桜)が登板。今年の大学生ではトップクラスの速球派左腕で、出どころが見にくい独特のフォームから繰り出される直球が平塚球場のスピードガンで最速152キロを計測した。ただ、9回は、2番・川口 凌内野手(横浜高出身)に右翼線への適時二塁打を打たれて2点目。10回裏もバッテリーミスから1点を失い、0対3と完封負けを許した。

 投手陣の内容は及第点を与えられるものだが、打撃、守備面では課題を残した。

 3日は東芝と対戦する。

(記事=河嶋 宗一