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試合時間1時間15分、スピードゲームで快勝・樟南



樟南7点目

 樟南は立ち上がり、一死二、三塁のピンチを好守でしのぐ。

 その裏、先頭の1番・西窪 大翔(2年)がライトオーバー三塁打で出塁し、2番・森川 恭史(2年)のセンター前タイムリーで先制。更に、5番・茶園 将太(2年)の2点タイムリー三塁打、6番・森 亮斗(2年)のレフトオーバー二塁打、連続長打で3点を加え、計4点を先取した。

 3回にも併殺崩れで1点を加えた樟南は4回裏、2番・森川のライトオーバー二塁打、3番・町北 周真主将(2年)のセンターオーバー二塁打、4番・濵島 航生(2年)のセンター前タイムリーと3連打で2点を加える。なおも満塁とチャンスを広げ、暴投、併殺崩れ、重盗とそつなく畳みかけ、打者一巡で計5点のビッグイニングを作って10点差をつけた。

 先発の右腕・永吉 浩志(2年)は2回以降、危なげない投球で守備のリズムを作り、5回一死からは木下 侑冴(1年)、尾形 翔冴(2年)とつないで、得点を与えず、1時間15分のスピードゲームで快勝した。

 危なげない快勝だった樟南だったが、山之口 和也監督は「今大会、試合前から一番硬かった」と振り返った。

 攻守ともに一方的な展開ではあったが、仔細を振り返るといくつかの課題が挙がってくる。初回、先制した後の送りバントを失敗した。2回は一死二、三塁と下位打線がつないでチャンスを作ったが、3番・町北、4番・濵島の中軸が、チーム打撃をできずに無得点に終わった。4回も送りバントに失敗があった。

 打力に、果敢なエンドランや盗塁など、積極的な攻めがうまく決まって勝ち切ることはできたが、本来目指すち密な展開を作り切れなかったのは大きな反省点だった。

 夏の甲子園から帰鹿して8月いっぱいは新チームの練習もできず、始動は他チームより1カ月遅れているが「試合の中でミスがあって、それを反省していく。このチームには合っているのかも」と山之口監督は前向きに考えている。次の相手は都立大島。「今大会一番の投手。攻撃陣がどう打っていくか、今のチームの力がどのくらいあるかが試される」と勝負のポイントを語っていた。

(取材=政 純一郎

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