2019年10月02日 鴨池市民球場

大島vs徳之島

2019年秋の大会 第145回九州地区高等学校野球大会鹿児島県予選 3回戦
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鹿児島発 球道夢限 政純一郎

守備で粘り、後半につなぐ・徳之島



藤﨑右京(大島)

 徳之島は立ち上がり、一死一三塁の好機に4番・豊島優真(1年)の犠牲フライで先制する。

 2回裏、大島は下位打線で好機を作り、一死満塁から押し出しで同点。1番・國塚耕介(2年)の走者一掃ライトオーバー三塁打、2番・大山武蔵(2年)の内野ゴロで追加点を挙げ、計5点のビッグイニングを作った。

 その後、大島は毎回走者を出し、押し気味に試合を進めるが追加点が奪えない。エース藤﨑右京(2年)は2回以降、尻上がりに調子を上げ11三振を奪った。

 このまま大島が勝ち切るかと思われたが8回表、徳之島は二死二三塁で3番・元田蓮太(2年)が左翼席に飛び込む3ランで1点差に迫る。

 9回も二死から7番・福山翔平(2年)がセンターオーバー二塁打を放って同点機を作るも、最後は藤﨑を中心とする大島が堅守でしのいだ。

 勝利こそ逃したが、徳之島は地区大会で苦杯をなめ続けている大島を、あと一歩のところまで追い詰めた。

 吉田公一監督は「守備が頑張ってよく踏ん張った」ことを要因に挙げる。2回の5失点以降、攻撃では相手のエース藤﨑の術中にはまり、守備では常に走者を背負う展開が続いた。先に失点していたら、一気にコールドで押し切られてもおかしくない流れだった。

 1年生左腕・豊島は2回の5失点を悔やみつつも「味方が取り返してくれる」と信じて、これ以上の失点を許さない粘投を続けた。初回、勝負球で威力を発揮した緩い変化球を2回に狙い撃ちされたと感じた捕手・元田は「変化球を見せ球にして直球勝負」に3回から切り替えた。6回以外は確実に先頭打者を打ち取り、ピンチの場面も踏ん張り続ける。野手も無失策で盛り上げた。

 打線は8回、代打・岩崎虎汰(1年)が二塁打で出塁。雨でぬかるんだグラウンドコンディションを利用した9番・高峰光雅(2年)のセーフティーバントが決まり、二三塁とする。「中心打者の太良、元田の前にチャンスを作る」(吉田監督)チームの得点パターンをようやく終盤に作った。

 2打席連続三振だった元田は「1球に張っていた」と得意な内角低めだけに山を張り、見事に仕留めて期待に応えた。

 好勝負をやってのけたが、勝ち切ることはできなかった。秋は4年連続ベスト16で敗退という壁を突破できなかった。「アウトのなり方が弱い。もっと力をつけなければ」と吉田監督。元田は「太良、元田以外の選手ももっと成長して打てるようになって、春はベスト8、4と勝ち上がれるチームになる」と誓っていた。

(文=政 純一郎

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