2019年09月29日 平和リース球場(県立鴨池)

大島vs鹿屋

2019年秋の大会 第145回九州地区高等学校野球大会鹿児島県予選 2回戦
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鹿児島発 球道夢限 政純一郎

力まずに力を入れる・大島・藤﨑



藤﨑右京(大島)

 1、4回と拙攻で得点できなかった大島だが5回表、1番・國塚耕介(2年)のレフト前タイムリーで先制する。
 6回は果敢に初球から仕掛ける攻撃が功を奏し、7番・渡開人(2年)のセンター前タイムリー、相手のエラーで2点を追加した。

 7回にも相手のエラーで4点目を挙げ、9回は二死二三塁で6番・丸田晴樹(2年)のレフト前2点タイムリーでダメ押した。エース藤﨑右京(2年)はストライク先行の投球でテンポ良く打ち取っていき、散発3安打で三塁を踏ませず、わずか89球で相手打線を完封した。

 大島の左腕・藤﨑が被安打3、1四球、わずか89球の省エネ投法で鹿屋打線を完封。「ストライクが先行し、四球も少なくて良い投球ができた」と充実のマウンドを振り返った。

 初戦の国分戦も完封したものの、不用意に先頭打者に打たれたり、際どいコースを突いたのが死球になるなど、エースの仕事ができなかった。力まず無駄のないフォームで淡々とリズムを刻む投球が持ち味だが、「力を抜きすぎてボールがすっぽ抜ける」悪い癖が出た。

 2戦目に向けての修正ポイントは「力まずに力を入れる」ようにすること。一見相反する行為だが、微妙な力の入れ方の加減を意識しただけで、投球内容が劇的に変化した。

 低めの際どいコースに投げたボールがグッとひと伸びする。自信を持って見送って四球と思った打者が、一塁に歩こうとして、審判が「ストライク!」とコールした場面もあった。ボールの威力や切れ味で思わず審判の右手が上がる。投手にとっては快感なシーンだが「捕手の藤本のキャッチングのおかげです」と相棒のアシストに感謝した。

 9イニング中、10球以下で投球を終えた回が4度。5回はわずか3球で抑える理想的な「打たせてとる投球」ができた。気温が30度近くまで上がり、真夏のような蒸し暑さの中で体力の消耗が懸念されたが、終盤まで球威が落ちなかった。

 「トレーニングの成果」と塗木哲哉監督。奥裕史コーチの下で、走り込み、縄跳び、体幹トレーニングなどに取り組んだおかげで、藤﨑は「下半身が安定し、より楽に投げられるようになった」と言う。長丁場の秋はまだ2戦終わったばかり。「いつも通り楽に力を入れて投げて、守備からリズムを作っていきたい」と今後の意気込みを語っていた。

(文=政 純一郎

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