2018年10月05日 鹿児島県立鴨池野球場

神村学園vs川内

2018年秋の大会 第143回九州地区高等学校野球大会鹿児島県予選 準々決勝
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鹿児島発 球道夢限 政純一郎

チーム力で守り勝つ・神村学園



二塁打を放った中川(神村学園)
 

 シード勢同士の一戦は中盤で畳みかけた神村学園が完封勝ちだった。

 

 神村学園中川 武海(1年)、川内富濵 哲至(1年)、両先発右腕の好投で4回まで両者無得点。

 

 試合が動いたのは5回裏。神村学園は二死から9番・山口想渉(1年)が意表を突くセーフティーバント。見事に決まって、続く1番・松尾 駿助(2年)はライト前ヒットでつなぎ、2番・北浦 海都(2年)のレフト線二塁打で先制点を挙げた。

 

 6回裏は無死一二塁から送りバントが一塁悪送球を誘って2点目。更に7番・中川がライトオーバー二塁打を放って4点目。1番・松尾にもセンター前タイムリーが出て、一挙4点を挙げて主導権を握った。中川は尻上がりに調子を上げ、川内打線を散発6安打、8奪三振で完封した。

 

 中川の前に劣勢を強いられた川内は9回表、先頭の3番・上畠康太郎(1年)がセンター前ヒットで出塁するも併殺。5番・松永希皇真(2年)がセンターオーバー三塁打で最後の意地をみせるも得点ならず。本塁が遠かった。

 

 神村学園川内とのシード勢対決に完封勝ち。小田大介監督は「4回戦の鹿児島中央戦は記録に表れないミスが多かった。きょうは厳しいグラウンドコンディションの中でよく守り勝った」と無失策で守り切った堅守を意の一番の勝因に挙げた。

 前夜から朝にかけての雨で水を含んだグラウンド、加えて台風の影響で風が強く、細心の注意が必要な守備でミスがなかった。二塁手・北浦、遊撃手・松尾、三塁手・田中天馬(2年)、特に内野陣の好守が光った。

 

 中でも大きかったのは1点先制した直後の6回表の場面。二死からヒットで出塁を許し、三塁線を抜けそうな当たりを三塁手・田中天が逆シングルでダイビングキャッチ。素早く送球してアウトを取った。捕って投げたのもさることながら、受けた一塁手の田本 涼(2年)も難しいバウンドのボールをしっかり捕球した。「2つのビッグプレー」(小田監督)が出たことでチームが乗り、その裏の4点につながった。

 

 夏までの3年生がいたチームに比べると「個の能力が低い分、チーム力で野球をやることを意識している」と小田監督。桑原 秀侍(1年)、仲間 歩夢(2年)と背番号2桁の投手が成長し、今大会ここまでの試合を作ってきたことがエース中川の闘志に火をつけ、6安打完封につながった。エースを支えた無失策の堅守、チャンスで一気に畳みかける集中力、攻守に「チーム力」が感じられた勝利だった。

 

(文=政 純一郎

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