吉國 拓哉選手 (尚志館)

吉國 拓哉

球歴:尚志館

都道府県:鹿児島

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:176.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 今大会初出場の尚志館のエース。球速はないが、変化球とのコンビネーションで抑えこんでいく投手。  (投球内容)  右スリークォーターから投げ込む直球は常時130キロ前後ぐらい出ているだろう。スライダー、カーブ、シュートを投げ分けていく。外にスライダー、カーブ、内へシュートなど、コーナーを淡々とついていき、打たせて取っていく投球スタイル。  右打者、左打者問わず変化球を付くコントロールがあり、さらに高めのつり球を使って空振りを狙うなど落ち着いて自分の投球ができている印象を受けた。ただこの日は連投もあってか、下半身の粘りを欠いて、コントロールが甘くなり、振り抜かれる打球が多くなっていた。如何に粘っこく投球ができるかがカギを握る投手だろう。  クイックは1.1秒台を計測し、非常に素早いクイックが出来ており、フィールディングの動きも良い。投球以外の技術もしっかりしている。 (投球フォーム)  セットポジションから始動し、左足を真っ直ぐ上げていき、右足の膝を折り曲げて立つ。左足を三塁方向へのばしていきながら、重心を下げていき、インステップ気味に着地する。やや腰が横回転気味で、縦系の変化球よりも横系の変化球が向いた投げ方であろう。  左腕のグラブを斜めに伸ばし、開きを抑えて、打者から出所が見やすい状態となっている。テークバックを内回りの回旋を取って、小さく取ってリリースに入る。捻りが小さく、上半身も鋭く振り下ろすフォームではないので、球速は出せるフォームではないが、コントロール重視の投球フォーム。球持ちはよく、内外角にテンポ良く投げ分けて抑えている。
更新日時:2013.02.02

将来の可能性

 制球重視の投球スタイルなので、如何に自分をコントロールし、投球を貫けるか。プロと言うタイプではないが、大学進学でも続けていける投手であろう。センバツでは九州大会よりも成長した姿を見せることを期待したい。
更新日時:2013.02.02

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