藤井「代打の一撃」で初の四国大会へ!



7回裏二死一・二塁から代打決勝2三塁打を放ちガッツポーズする藤井・岸田 宗馬(3年)

 藤井が春夏秋通じて初の県大会決勝進出と春秋通じ初の四国大会出場、対する丸亀城西が現:NPB育成審判員の笹 真輔氏が主将だった2015年以来6年ぶり13回目の大会決勝進出と6年ぶり9度目の春季四国大会出場を目指し激突した春季香川県大会準決勝第1試合は、同じ丸亀市内のライバル同士らしい激しい点の取り合いとなった。

 まずは藤井が2回裏に6連打を含む打者11人の攻撃で5点を奪うなど4回までに8対3とするが、丸亀城西も5回表に相手の4失策を活かし3番手マウンドに上がっていた宮西 輝大(3年・左投左打・170センチ64キロ・坂出市立)の2点適時打などで8対8の同点に。試合の流れは全く見通せなかった。

 そんな中「次の一撃」を放ったのは藤井だった。6回裏二死一・二塁のチャンスをつかむと小林 大悟監督は当初は50メートル走6秒0を誇る3番ながら「大会中に右のアキレス腱を痛めていたのでこの試合では一打席起用と決めていた」岸田 宗馬(3年・一塁手・左投左打・172センチ70キロ・藤井中出身)を満を持して7番の代打に起用。岸田は2ボール2ストライクからの5球目スライダーを「合わせに行って」右中間を真っ二つに破る勝ち越し2点三塁打で期待に応え、最終的には藤井が12対9で丸亀城西に競り勝った。

 藤井は本来のスタメン9人中6人が50メートル走6秒1を切るスピードに加え、この春は課題だった投手力も「ストレートに球速以上のキレを出してファウルを打たせてカウントを稼ぐボールにする」(小林監督)改善策が奏功。2018年には「文部科学大臣杯第9回全日本少年春季軟式野球大会」で初出場で2勝・ベスト8入りした藤井中のメンバーが中心となったチーム作りがここにきて形になってきている。

 次なる舞台は藤井にとって高校初の四国大会。「秋の県大会初戦敗退後、プライドを捨てて泥臭くチャレンジしてきた」主将・朝田 耕司(3年・中堅手・右投左打・175センチ68キロ・藤井中出身)をはじめとする男たちは、藤井中3年春の全国大会では森木 大智高知3年)をマウンドに上がらせることができず敗れた高知中戦の再現・リベンジ・そして「香川県の歴史を変える」栄冠を目指す。

(文=寺下 友徳

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