藤井「2年タレント」で第4シード・四国学院大香川西に競り勝つ!



四国学院大・平井 涼成

 第4シード・四学大香川西は無念の初戦敗退。しかしそれでも昨秋の3位決定戦では英明に5回コールド「0対29」と記録的大敗を喫した悔しさを胸に刻んできた彼らの努力の後は随所に見えた。特に0対4の2回表二死満塁から2番手マウンドに立った平井 涼成(3年・172センチ62キロ・右投右打)は、昨秋・英明戦で先発した時に出した120キロ台後半を大きく上回る自己最速136キロを連発しつつ7回3分の1を3安打4奪三振1失点。

 本人は「9回表の失点が悔しい」と小さな声で話したが、枚方リトルシニア(大阪)では三塁手兼4番手投手。本格的な投手転向は高校入学後ということを考えれば著しい成長。どの道に進んだとしても、この努力の過程をぜひ人生に活かしてほしい。

 対して勝った藤井はスタメン9人中6人を占めた2年生が8安打中6安打・全5打点をマーク。かつこの6人はいずれも2016年度から活動開始した藤井中軟式野球部からの内部進学。2年前の2018年には現在高校で指揮を執る小林 大悟監督の下で「文部科学大臣杯第9回全日本少年軟式野球大会」と「全国中学生都道府県対抗野球大会in伊豆」に初出場。春はベスト8入りを果たす快挙を果たしたいわば「黄金年代」。そのうちの1人・藤井中では主将を務めた朝田 耕司(中堅手・右投左打・176センチ69キロ)は「中学で全国を経験したことで、接戦でも慌てずに試合が進められている」と、全国効果を認める。

 「高校では日本一を獲ろうと誓ってみんな集まってきた。チームの代表として試合に出ている責任を持って戦いたい」(朝田)。「ベストメンバーで戦いましょうと提案があった」(小林監督)3年生の想いも背負って、2年タレント軍団・藤井はシード撃破の先にある頂点を見据え続ける。

 

(レポート=寺下 友徳

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