尽誠学園「伝統の粘り」で14年ぶりに秋の香川県頂点に立つ!



14年ぶり12度目の優勝を果たした尽誠学園

 準決勝で英明に7対4で逆転勝ちし、10年ぶり18度目となる秋季四国地区高等学校野球大会出場を決めた尽誠学園と、同じく準決勝で四学大香川西に8対1(8回コールド)で快勝し2年ぶり2度目の秋季四国地区高等学校野球大会出場を決めた大手前高松との一戦は、決勝戦にふさわしい接戦となった。

 先制したのは12度目の優勝を狙う尽誠学園。3回裏に3四球で得た無死満塁から5番の村上 侑希斗(2年・投手・173センチ62キロ・左投左打・南部リトルシニア<和歌山>出身)が左翼に打ち上げれば、一死満塁からは高校通算13本塁打の7番・川﨑 風汰(2年・一塁手・168センチ95キロ・右投右打・京都市立勧修中<京都>出身)も右翼に打ち上げる2犠飛で渋くリードする。

 しかし大手前高松も黙ってはいない。4回表一死二・三塁から8番・宮川耀瑠(1年・左翼手・170センチ60キロ・左投左打・丸亀市立飯山中出身)の左犠飛で1点を返すと、5回表には二死二塁から4番・清家 優一(1年・捕手・174センチ79キロ・右投右打・高松リトルシニア出身)、5番・藤川 大洋(1年・一塁手・174センチ79キロ・右投左打・坂出市立坂出中出身)の連続二塁打で逆転。4回裏からは最速147キロ右腕の内田 悠太(2年・175センチ66キロ・右投右打・高松市立国分寺中出身)を投入し、大会初優勝への布石を敷いた。

 ただ「紅白戦から追いかける設定を組んでやってきた」(西村 太監督)尽誠学園の粘りは凄まじいものだった。その裏に二死一・二塁から9番・菊地 柚(2年主将・二塁手・170センチ64キロ・右投右打・ヤング神戸須磨クラブ<兵庫>出身)「追い込んでからのスライダーを狙っていた」技ありの右前適時打で追い付くと、6回裏には2番・井脇 将誠(2年・中堅手・171センチ61キロ・右投左打・善通寺市立西中出身)の三塁バント安打から相手暴投、3番・福井 駿(2年・右翼手・173センチ68キロ・左投左打・兵庫夙川ヤング<兵庫>出身)の左前打で逆転。最後は8回裏一死二・三塁から4番・仲村 光陽(2年・遊撃手兼投手・177センチ72キロ・右投右打・名古屋アスリートクラブヤング<愛知>出身)の大きな中犠飛で突き放した。

 守っても尽誠学園は村上が10安打を浴びながらも尻上がりに調子を上げ123球1四球7奪三振完投。そして14時29分・歓喜の輪がレクザムスタジアムのマウンド上に広がり、彼らは実に14年ぶりに秋の香川県頂点に立った。

(レポート=寺下 友徳

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