2018年07月10日 香川県営野球場(レクザムスタジアム)

丸亀vs志度

2018年夏の大会 第100回選手権香川大会 1回戦
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さすらいの四国探題 寺下友徳

丸亀「大エース」欠いても、全員野球で志度を下す

 6月24日、雨がそぼ降る丸亀高校青の山グラウンド。昨夏の鳥取代表・米子松蔭打線を前に丸亀の大エース・東山 玲士(3年・右投右打・177センチ77キロ・坂出市立坂出中)は、全く本来の自分を見失っていた。先発1回2失点で降板した結果もさることながら、ストライクを取ることもままならず、ストレートはことどとく芯でとらえられることに。そこには「プロ注目・最速146キロ右腕」の片鱗すらなかった。

 それから約半月。東山の姿はマウンド上ではなく、センターの位置にあった。ある意味必然ともいえる先発回避。丸亀・桑嶋 裕二監督は5年ぶり5回目の夏甲子園を目指す初戦先発マウンドに2年生左腕・大平 雄斗(左投左打・170センチ65キロ・宇多津町立宇多津中出身)を送り込んだのである。

 

 そして志度丸亀「大エース不在」の動揺を立ち上がりで突いた。1回裏一死二塁から3番・安倍 総星(2年・174センチ73キロ・右投左打・東かがわ市立大川中)が東山の頭上を越える三塁打で先制すると、なおも一死一・三塁から5番・石本 匠(2年・178センチ72キロ・右投右打・高松市立紫雲中出身)が右前適時打。2点を先制する。

 

 とはいえ、丸亀の修正も迅速だった。大平と同学年・岡本 匠平(2年・173センチ83キロ・右投右打・丸亀市立南中出身)とのバッテリーは、2回以降は120キロ台のストレートに110キロ台の変化球を多く交え0を並べていくと、5回表は3四死球で得た一死満塁から2番・志度 兆治(3年・二塁手・右投右打・165センチ65キロ・高松ボーイズ出身)が左中間走者一掃二塁打で一気に逆転。一度は志度に追い付かれるも、7回表には6番の代打・澤井 俊輔(3年・内野手・164センチ62キロ・右投左打・坂出市立坂出中出身)の左前2点適時打などで3点を加え、試合を決めてみせた。

 

 終わってみれば大平は143球9安打3四死球6奪三振完投。持ち味の「全員野球」を取り戻した丸亀が、ベスト4で涙を呑んだ昨年のリベンジへ第一歩を記した。

 

(レポート=寺下 友徳

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