達 孝太選手 (天理)

達 孝太

球歴:天理

都道府県:奈良

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:193.0 cm

体重:88.0 kg

ボールスピード:148 km/h

学年:卒業

寸評


近畿6枠目に選出された天理。今回はエースの達孝太の成績を高く評価したという。  大阪桐蔭戦を迎えるまでの43回を投げて4失点。大阪桐蔭戦では7回11失点を喫したが、それでも52回を投げて、68奪三振と高い奪三振率を誇る。そういった投球成績を全面的に評価されたといえる。  そんな達の進化について迫っていきたい。 ストレート 130キロ中盤~後半→140キロ前半 最速146キロ  まずストレートの球威が大きくレベルアップしたことだ。1年秋から長身から角度のあるストレートを投げていたが、まだ力強さがなかった。だが、この1年でだいぶ力強さが増したといえる。  それでも目玉投手のような圧倒的な強さを持ったストレートではない。この冬のトレーニングにかけて、わかっていてもストレートを投げることができるか注目していきたい。  カーブ、カットボール、フォーク 変化球は実に器用。緩急をつけたり、相手の目線を外すためにカーブを使って、カウントを稼ぎ、カットボールは右打者には内角、外角にも使って空振りは奪え、さらにストライクが取れる。  特に威力を感じるのはフォークだ。達のフォークはチェンジアップ気味に落ちるときとそのまま縦に大きく落ちるフォークがある。このフォークは親指と薬指の2本を横に添えて握るが、らチェンジアップ気味に変化させたい時は抜いて落とすイメージでリリースを早めにする。フォーク気味の時は、上からつぶす感じで投げることで使い分けている。  193センチの長身投手がこうやって変化球に器用に投げていることがすごいことなのだ。
更新日時:2021.01.29

将来の可能性

まだ発展途上だが、193センチとしては稀有なバランス感覚、140キロ中盤の速球、2種類のフォーク、カットボール、カーブを器用に投げ分ける投球スタイル。素材としては一級品。  あとは秋よりも爆発力あるストレートをコンスタントに投げられ、センバツで実績を残していけば、スケールの大きさを見れば、1位級投手になる可能性はある。  達は1年生の時にダルビッシュに憧れ、そして昨秋はシャーザーのようなストレートを投げたいと語った。 好投手が数多いこの世代だが、ダルビッシュ級の投手を唯一目指せる素質を持った投手であることは間違いない。
更新日時:2021.01.29

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