大川 慈英選手 (常総学院)

大川 慈英

球歴:常総学院

都道府県:茨城

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:176.0 cm

体重:70.0 kg

ボールスピード:147 km/h

学年:卒業

寸評


 明治大の新入生投手の中でも期待度が高い投手は常総学院の大川慈英ではないだろうか。ゆったりとしたモーションから、一気に腕を振り出して、タイミングをワンテンポ遅らせるのがうまく、そして140キロ中盤の速球は威力抜群。茨城大会では23回を投げ、24奪三振、防御率0.00と圧巻の投球内容だった。  大川の良さは、2ストライク時に打者が打ちにくいコーナーギリギリに精度が高いストレート、変化球がコントロールよく決まること。  追い込むまでの配球がかなり良くなり、センバツでは変化球の精度が課題だったが、カーブ、縦スライダー、チェンジアップ、シンカーなどをしっかりとストライクが取れるようになったことで、投球に余裕が出来た印象がある。  センバツでの大川は勝負できるボールがストレートしかなく、かなり苦しい印象だったが、春の県大会、関東大会では少しずつできるようになってきて、夏の投球はまさに完成形だった。  実戦力が高く、なおかつアベレージで140キロを超えるので、その能力を発揮すれば、自ずとメンバー争いができる投手だろう。大川は昨年のセンバツ前、155キロを目指したいと語った。また几帳面な性格で、野球ノートを見せてもらったことがあるのだが、きれいな字で練習内容の反省、気づき、次回の練習へ向けての意気込みを具体的に記されていて、クレバーな投手だと感じたし、パフォーマンスを見てもそれを感じさせる。  これから4年間が始まるが、うまくいけば、ドラフト上位候補になりうる投手ではないだろうか。注目をしていきたい。  
更新日時:2022.01.24

短評

試合レポートから抜粋 いよいよ9回表、マウンドに登ったのは大川慈英(3年)だ。「絶対に三者凡退に抑えたいと思っていましたので、全力で腕を振りました」  常時140キロ〜144キロ。手元のガンでもすべて140キロを計測。一級品のストレートに加え、さらに良かったのは120キロ後半のスライダー。実にコントロールができていた。センバツで課題となった変化球のコントロールができていたのだ。大川は昨秋までの投球を見ると変化球もしっかりとストライクを取れていただけに、ようやく復調したという表現が正しい。大川は原点に戻ってストレートと同じ腕の振りで投げる感覚で調整を行った。 「あの時は抑えることばかりに考えてしまって、曲げよう、曲げようと思いすぎてしまったんです。そこで、ストレートと同じ腕の振りで投げる感覚でいったところ、この県大会からストライクも取れるようになりました」
更新日時:2022.01.24

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です