森川 倫太郎選手 (健大高崎)

森川 倫太郎

球歴:健大高崎

都道府県:群馬

ポジション:外野手

投打:右 / 左

身長:186.0 cm

体重:88.0 kg

学年:卒業

短評


 昨年、全国の高校でも5本の指に入るほどの「超強力打線」とまで言われた健大高崎(群馬)。2ケタ本塁打超えの選手が多数いた中、森川倫太郎外野手は特に大型スラッガーとして注目されていた。スペックとポテンシャルは、同世代で高卒プロ入りした大型スラッガーらと、ひけをとらないものがあったと断言できる。卒業後は中学まで主戦場だった関西に戻り、龍谷大でプレーする森川に迫っていきたい。 ■衝撃的だった健大高崎グラウンドのバックスクリーン越えの場外弾  中学時代からスラッガーとして評判だった森川は、2年秋から出場機会を増やしていった。練習取材が実現したときは、その長打力を間近で体感したいと思っていた。  昨年2月、その取材が実現した際、驚愕の場外弾を放った。紅白戦で低めの球を振り抜いた打球は健大高崎グラウンドのバックスクリーンを越えた。チームメイトからも「エグい」という言葉が飛んだ。  ややアッパー気味の豪快なスイングで、ボールの軌道にバッチリ合って、捉えた時の打球は十分にドラフト候補に値するレベルだと思えた。  課題を挙げるとすれば、テクニックが長けた投手に対して、打撃の引き出し、スイングの引き出しがあまりないことだが、普段の練習を見ても研究熱心で、指導者にもよく質問する。龍谷大に進めば、ハイレベルな投手が揃う関西六大学の投手陣に苦しむことは予想されるが、必ず壁を乗り越えられると思っている。 ■守備力、走塁に見えた身体能力の高さ  パワーが注目されるが、外野守備ではセンターからのバックホームで強肩ぶりを発揮する上に、ベースランニングでも足の遅さは感じない。三塁手にも挑戦していたが、森川の場合、身体能力が低くないので、しっかりと基礎を鍛えれば、守備力が伴ったスラッガーに成長する可能性は十分にある。 ■関西六大学ではスラッガーとして優秀な成績を収めることができるか  毎年、関西六大学には優秀な選手が入部してくるが、NPB入りが狙えるポテンシャルを持ったスラッガー型の選手の入部は貴重だ。  なんでも器用にこなせる選手ではないが、何かポイントをつかんだ時の爆発力はとてつもないので、暖かく見守ってほしい。  健大高崎を取材した際、驚愕の本塁打を放っただけでなく、ずっとコーチとスイング軌道、打撃フォームについて語り合っていた姿が印象的だった。真摯に野球に取り組む姿勢を貫けば、結果は残せるはずだ。
更新日時:2022.02.11

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