白鳥 翔選手 (一関学院)
寸評
恵まれた体格を生かし、重い球を投げ込む本格派。すでに球速は、MAX139キロを記録し、来年の岩手逸材として注目されている投手です。 （第一印象） ボールが手元でグ～ンと伸びたり、ピュッと切れるような球ではないのですが、非常に球威のある重い球を投げ込んできます。体に馬力がありそうなので、今後もまだまだ伸びる余力を感じます。 （投球内容） 私が観た夏の花巻東戦の模様では、常時135キロ前後で、最速では137キロぐらいを記録していました。右打者には外角にスライダー、左打者には外角にチェンジアップを集めて投球を組み立ててきます。 ＜長所＞ グラブを最後まで体の近くに抱えられるので、両サイドの投げ分けは安定。足の甲でも地面を押しつけられていますが、まだ「球持ち」が浅いことがあり、ボールが高めに抜けることも少なくはありません。将来的には、もう少しボールを押し込めるようになれば、制球力も安定して来ると考えられます。 ＜課題＞ 「着地」までの粘りがもう一つで、体の「開き」が早いのが気になります。そのためコースを突いた球でも、球筋を早く見極められてしまい踏み込まれて打たれてしまいます。
更新日時：2012.07.24
将来の可能性
ボールに力と重さを感じさせる一方で、体のキレに欠けるので投球がもっさり感じられます。そのため投げ込む球にもキレがなく、投球リズムも重苦しい印象を受けます。一つ一つの球は悪くありませんが、今後は「鋭さ」をテーマに自己向上を図って行きたいですね。そうすれば来夏には、岩手を代表する投手として注目されることになりそうです。ここのところ毎年のように、全国に轟く好投手を輩出している岩手県、来年は 白鳥翔 の番かもしれません。
更新日時：2012.07.24
匿名
2024-03-02 at 4:17 PM
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