長谷川 凌汰選手 (福井商)

長谷川 凌汰

球歴:福井商

都道府県:福井

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:188.0 cm

体重:84.0 kg

学年:卒業

寸評

 福井大会では僅か1イニングのみの投球でしたが、甲子園では3試合全部に登板。188センチの長身から柔らかい腕の振りを活かして投げ込むストレートには、高い将来性を感じさせてくれました。 (第一印象)  球速に驚くようなものはないのですが、空振りの取れる質のストレートであり、球速が増してきた時が非常に楽しみ。投手としても悪い癖がなく、素直に伸びていってくれることを期待します。 (投球内容)    ランナーがいなくても、セットポジションからスッと足を引き上げて投げ込んできます。軸足一本で立った時のバランスも良く、投手としての筋の良さを感じます。球速は、常時135~140キロ台前半。球速はそれほどでもないのですが、プラス5キロぐらいには感じさせる伸びがあります。変化球は、縦・横のスライダーを使い分けているよう。ただコンビネーションとしては単調なので、今後ピッチングの幅を広げることが求められます。ボールを適度に両サイドに投げ分けることができ、クィックも1.2秒以内と基準以内で、特に鋭く切り替えして投げられる牽制には観るべきものがあります。 <長所>  グラブを最後まで内に抱えられているので、両サイドの投げ分けは安定。ボールも前で放せているので、「球持ち」がよく指先の感覚にも優れます。ただ足の甲を地面に押し付けるのが遅いので、ボールが上吊りやすいのが今後課題でしょうか。  腕の振りが素晴らしく、柔らかく振り下ろした腕が体に絡みます。そのため、速球と変化球の見極めも難しいはず。ボールにも適度に体重が乗せられており、打者の手元まで生きた球が投げられます。 <課題>  着地までが早く、打者としては合わされやすいフォーム。そして「開き」も早くなってしまっているため、コースを突いた球でも踏み込まれて打たれてしまいます。
更新日時:2013.08.28

将来の可能性

 今後は、どうやったら相手が嫌がるか、打ち難いかを意識して、視野の広いピッチングが求められます。持っている資質は素晴らしく、大学などで志しを高く持って取り組めば、4年後にはプロをも意識できる素材。ぜひしっかり指導できる指導者と環境に恵まれれば、大化けが期待できる素材ではないのでしょうか。今後も大いに期待して、その成長を見守って行きたいと思います。
更新日時:2013.08.28

短評

観戦レポートより抜粋(2013年08月15日)  長谷川はピッチングが繊細だった。スライダー、カーブに130キロ台中盤のストレートを交えた緩急と、内外の出し入れで勝負するタイプで、これが見事にはまった。被安打6、与四球2でわかるようにコントロールが安定していたことが1失点完投勝利の大きな理由だ。13個のフライアウトを量産した長谷川の緻密なコントロールを讃えるべきだろう。
更新日時:2013.08.16

短評

観戦レポートより抜粋(2013年08月10日) 7回から2番手マウンドに上がり、迫力満点の140キロ台ストレートを連発。3イニングで9回表先頭打者の6番・亀井 紳之介(3年)のソロアーチ1点のみでしのいだ右腕・長谷川 凌汰(3年)の熱投は、2回戦・聖光学院(福島)との戦いへ向け、明るい材料となった。
更新日時:2013.08.10

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