伊藤 優輔選手 (都立小山台)

伊藤 優輔

球歴:都立小山台

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:176.0 cm

体重:67.0 kg

学年:卒業

寸評

 昨年の夏にたまたま見た投手だったのだが、好い投手だったのでレポートを作成した 伊藤 優輔。まさか次に見る舞台が、選抜でのマウンドだとは思いもしなかった。チームが21世紀枠に選ばれ、全国の檜舞台に踊りでた瞬間だった。    (第一印象)    球速的には驚くようなものはありませんが、ベース板の上まで勢いの落ちないボールの勢いは本物です。この球速でも奪三振率がとても高いのは、ボールの質が非常に優れているからでしょう。    (投球内容)    球速的は120キロ台後半~130キロ台前半程度なのですが、ボールそのものの威力はプラス5キロは速く感じさせる球を投げ込んできます。ブレーキの効いたカーブ・横滑りするスライダー、少し落差の小さなチェンジアップのようなフォークボールも織り交ぜてきます。牽制やフィールディングも上手く、クィックも1.1秒前後で投げ込むなど野球センスの高さが伺えます。ボールも内外角に投げ分けるコントロールがあり、勝負どころでズバッと一番好いところに決められる爽快感があります。    <長所>    ボールにしっかり体重が乗せられており、打者の手元まで球威・勢いの落ちないボールを投げられるのが最大の魅力。その投球を支えているのは、着地までの粘りのある下半身の使い方にあり、それゆえに体の開きも我慢できるのでしょう。    下半身だけでなく、腕も強く振ることが出来ています。その証に振り下ろした腕は身体に絡み、速球と変化球の見極めも困難。球持ちもよく、ボールを長く持つことも出来ています。    最後まで体の近くにグラブが抱えられており、両サイドの投げ分けも安定。足の甲でも地面を捉えており、制球も安定しています。
更新日時:2014.04.05

将来の可能性

 投手としての筋もよく、フォームにも欠点らしい欠点がありません。球速よりも速く感じさせる投手というのは、実際に球速が将来的にグッと上がってくることが多く、彼はまだまだ球速の面でも向上する可能性を感じます。雰囲気的には、高校時代の松坂大輔横浜高校)を彷彿させるような投手で、ボールのスピードも近づいて来ると楽しみなのですが。いずれにしても高校からプロといったタイプではありませんが、レベルの高いところで野球を続けて欲しい選手です。数字には現れない、なんとも言えない良さがあり、これからの成長も見守って行きたいと思います。
更新日時:2014.04.05

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