第164回 聖光学院高等学校 園部聡 選手2013年10月26日

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【目次】
[1]小学校はサッカー少年、中学時代は控え中心/長距離を意識し始めたのは2年春から
[2]18U世界選手権ではキューバ戦とアメリカとの決勝戦で活躍
[3]背筋297キロ!背筋の重要性を語る
[4]ベストホームランは鳴門戦でのホームラン


 10月24日のドラフトでは、オリックス・バファローズから4位指名を受けた、今年の高校生を代表するスラッガー・園部 聡聖光学院)。高校通算59本塁打を記録した園部の長打力の原点は何なのか。技術的なポイント、トレーニング方法を語っていただいた。

小学校はサッカー少年、中学時代は控え中心

聖光学院高等学校 園部聡選手

――園部くんは、ソフトボールからスタートしているんですね。それも始めたのは小学校5年からとかなり遅かったんですね。

園部聡選手(以下、園部) ずっとサッカーをやっていたんです。サッカーを続ける予定だったんですけど、小学校5年のとき中学校のサッカー部が廃部になってしまいました。もし、中学(勿来第一中)にサッカー部があったら、今でもサッカーを続けていたかもしれません(笑)

――小学校5年でソフトボールを初めて、当時の守備位置はどこだったんですか?

園部 小学校はピッチャーで、中学校の時はピッチャーとライト、外野もやっていました。でも、中学時代は、背番号2桁をつけていることが多かったですね。

――中学時代の松風クラブ(いわき松風クラブ)では、常総学院内田 靖人くんと同じチームだったんですよね。ライバル心って、かなりありましたか?

園部 中学のときは、上の存在だったので、凄いなとは思っていたんですけど。高校に入ってお互いに活躍しだしたので、負けたくないという気持ちはありました。

――園部くんは、当時はどんなタイプの中学生だったんですか?

園部 バッティングは全然ダメでした。ずっとピッチャーをやっていました。

――球は速いほうだったんですか?

園部 そうですね。130キロは超えているとずっと言われてました。

――聖光学院に来たときは、投手それでやろうとは思わなかったの。

園部 入学する前の練習でヒジを傷めてしまったので。最初は投手をやりたい気持ちはあったんですけど、今はもうないですね(笑)

長距離を意識し始めたのは2年春から

――聖光学院入学後は、ホームランを量産しました。ヒットの延長がホームランみたいな感じでしたか?

園部 そうですね。長距離ヒッターという立場が確立できたのが高校2年生のときで。それまでも体が大きかったので長打を期待されていたと思うんですけど、自分の中ではそういう意識が全くなくて。高校2年の春の選抜(第84回選抜高等学校野球大会)が終わったぐらいから徐々に長打にこだわってやってきました。


――通算ホームランは何本ですか。

園部 59本です。

――そこまで多くホームランが打てるようになった時期ってありますか。

園部 3年の選抜が終わったぐらいからです。紅白戦とかでも打っているので、それを含めたらもっとあるんですけど、対外試合としては59本ですね。

――こうするようになってからホームランが増えたと、いう技術的なポイントってありますか。

園部 いや、それはないです。

――例えばミートポイントはどっちですか?割とキャッチャー寄りだと思っているんですが。

園部 自分の中ではあまり意識はしていなくて、ティーとかやっても結構驚かれるぐらいポイントが近かったりして、少しポイント前め(投手寄り)で打ってみろと監督に言われても、まだ近いと言われることがあります。

――近いということは、長くボールを見られるということだよね。それは長所じゃないですか。常総学院の内田くんにも聞いたら、「自分は前」だと言うんです。そうは見えないんだけどね。

園部 内田もどっちかといったら近めです。自分も内田と同じで、近めな感じで、手元でさばいている感じはしないです。

――じゃ、反応が速いということ?

園部 スイングスピードが速いということもあると思うんですけど、他の人より長くボールが見られて、他の人よりもうまく引きつけられるのかもしれません。バッティングピッチャーの人によく言われるんですけど、インコースに詰まったと思っても全部捉えられる、というようなことを聞いて、人よりそういうのは速いのかもしれません。

【次のページ】 18U世界選手権ではキューバ戦とアメリカとの決勝戦で活躍

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プロフィール

園部 聡(そのべ・さとし)
園部 聡(そのべ・さとし)
  • 所属:聖光学院高校
  • 学年:3年
  • ポジション:内野手(一塁手)
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:184センチ/87キロ
  • 福島県いわき市出身。中学時代は軟式野球を経験。いわき松風クラブではプロ志望届を提出した内田靖人選手、大友祥之選手とともにプレーし、投手兼外野手。130キロ台を投げるほどの速球投手だったが、聖光学院入学後に打者に専念。聖光学院ではスラッガーとして活躍。高校通算59本塁打。2年夏の甲子園の浦和学院戦、3年春の鳴門戦で本塁打を放った。18U世界選手権の日本代表にも選出され、9月24日にはプロ志望届けを提出した。
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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