第143回 Honda 筑川 利希也 選手(東海大相模出身)2013年04月02日

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【目次】
[1]20試合以上のパターンをイメージしてマウンドに上がっていた高校時代
[2]決勝戦、最後の一球はみんなが一緒に投げてくれた
[3]センバツ優勝から13年目の春


センバツ優勝から13年目の春

 あの春の優勝から13年が経った。筑川は、今年で31歳となる。改めて当時のセンバツ大会を振り返った筑川は、こう語ってくれた。
「自分で言うのもおかしいと思いますけど、あの時のチームなら、もう一回やっても優勝できるんじゃないかなって思うんです。あの頃のメンバーは、やると言ったら、とことん練習をしていました。だって、朝練習に参加しなかったのは、僕だけでしたから(笑)僕は、朝7時に起きていたんですが、みんな5時には起きて、寝る暇もないくらい練習をやっていたんですよ。そういうのを見れば、勝って当たり前かなというぐらい野手のみんなには信頼を置いていました」
 また、こんなエピソードもある。

 「高校2年の秋、神宮大会が終わってから、僕は全日本代表に選ばれて、その時に、高校生のトップレベルといわれる選手たちと一緒にプレーしました。その時の代表メンバーには、内海哲也選手(敦賀気比-巨人)や、香月良太選手(柳川-東芝―読売ジャイアンツ)がいました。

 僕は人の観察が好きなので、彼らの行動をずっと見ていたんですよね(笑)その時、思ったのは、もちろん高校トップレベルの選手たちはすごかったんですが、うちの野手陣も負けていないなと。それで、遠征から帰ってきた後に、みんなにこう伝えたんです。『うちの野球をやったら、全国でも十分戦える。全日本クラスに誰が選ばれてもおかしくないよ』って。このメンバーでセンバツに出場すれば、勝てるというイメージがこの時、すでに沸いていました」

 まさに、筑川が思い描いた通りのエピローグとなったのだ。

 

都市対抗で好投するHondaの主戦・筑川

 しかし、筑川が、高校3年の最後の夏は神奈川大会で敗れた。夏の甲子園の舞台には、戻ってくることは出来なかったが、その時の悔しさも、春のセンバツでの思い出も、13年経った今でも、当時の記憶は薄れることはない。

「いまだに、みんな仲が良くて、今でも年に何回か集まって食事をしたり、旅行に行ったりします。監督さんも、部長さんも集まって、食事をしたりするぐらいの仲なので、本当にチームワークが良かったんですよね。
今年は、高校からずっとバッテリーを組んでいた菊池が、去年(Hondaを)引退してしまって、みんなで『お疲れさま会』を開きました。
 そういう時に、みんなから『一年でも長く続けてくれ』と言われると、みんなの分も含め、出来るだけ長く現役でやりたいと思いますね。今までは30歳まで出来ればいいかなと思っていたのですが、そこまで続けることが出来たので、次は東海大の先輩である土井善和(日本生命)さんが41歳まで投げていたので、今はそこを超えたいなという思いもありますね」

 もちろん、プロ野球選手になることも、諦めてはいない。30歳になってから、“プロで投げてみたい”という思いはより強くなった。その思いがあるからこそ、17歳の筑川利希也以上に、より貪欲に野球に打ち込むことが出来るのだ。

【社会人野球ミニ情報】
 筑川投手の所属するHondaは埼玉県狭山市で練習をしています。
5月から始まる都市対抗予選は、高校野球の予選と同じくらい熱く盛り上がります!
高校球児のみなさんも社会人選手のプレーは、勉強になることがたくさんあるはず!もし、お時間があれば、ぜひチームで観戦してみてください。


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プロフィール

筑川利希也
筑川利希也(ちくがわ・りきや)
  • Honda
  • 東海大相模ー東海大
  • ポジション:投手
  • 生年月日:1982年7月17日
  • 身長体重:175cm・72kg
  • タイプ:右投左打
  • ・第72回選抜高等学校野球大会 優勝投手(東海大相模)
    ・ベストナイン、最優秀防御率(東海大)
    ・第80回都市対抗野球大会 最優秀選手賞(橋戸賞)
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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