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第114回 広島東洋カープ 前田 健太 選手(前編)2012年11月21日

PL学園高時代、3年春のセンバツに出場。初戦の真岡工戦で16奪三振を記録。2回戦の愛知啓成戦では完封勝利を挙げるなど、ベスト4入りに貢献。3年の夏は、大阪府大会の準々決勝で敗退したが、エースで4番としてチームをけん引し続けた。
2007年に広島東洋カープに入団。プロ入り4年目の2010年以降は、毎シーズン二桁勝利を挙げ、数々のタイトルを手にしてきた。
今回は、そんな前田健太投手に、オフシーズンの取り組みや、メンタルについてお話しを伺いました。
【目次】
[1]前田健太投手のオフの過ごし方
[2]ウエイトトレーニングの効果は?
[3]前田健太選手のメンタルを探る
■後編:テクニカル&マインド編はこちら
第131回 広島東洋カープ 前田 健太 選手(後編)
前田健太投手のオフの過ごし方

広島東洋カープ 前田健太選手
――前田選手の高校時代、12月から2月の期間は、どんな目的を持って練習をされていたのですか?
前田 健太選手(以下「前田」) 僕は、高校の時の冬はすごく成長できる時期だと思っていました。試合がないので、基礎練習やランニング、そしてトレーニングがたくさん出来ますよね。
僕の場合は、ピッチャーとして単純に球を速くしたいとか、打者としては、体を鍛えればもっと速い打球で遠くに飛ばせるんじゃないかとか、そういう思いで練習に取り組んでいました。技術というよりは、体作り、土台作りですね。これは、春にも夏にも出来なくて、冬にしか出来ないことだったので。
――冬の期間は単調な練習が続き、モチベーションが高まらない選手もいる一方で、なぜそこまで、高い意識を持って、取り組めたのでしょうか?
前田 ホントに冬の練習はしんどいです。しんどい練習ばかりですけど、そこで自分がやらなくて、周りがすごくやっていたら不安になるんですよね。あいつに抜かれるんじゃないかとか、ピッチャーもたくさんいたので。この時期にやらなければ、自分のレベルがどんどん下がっていくんじゃないかという不安が常にありました。
でも、その冬を頑張った分、春になるとすごく成長を感じることが出来たんです。冬にケガして出遅れた選手と、冬をやりきって頑張った選手は、春にすごく差がでるので、本当に12月から2月は大事な時期ですね。

- 前田 健太 (まえだ・けんた)
- 広島東洋カープ
- ポジション:投手
- 生年月日:1988年4月11日
- 出身地:大阪府
- 身長体重:182cm・73kg
- タイプ:右投右打
- 経歴:PL学園高 ー広島東洋カープ(2007〜)
- 上記データは掲載時のものとなります。