目次

【目次】
[1]僕たちは、本音でミーティングをしているか?
[2]メンバーも監督の目線でチームを見ているか?
[3]残り100日で上達するためには?

メンバーも監督の目線でチームを見ているか?

"夏までに不安をすべてなくしました"

――これから4~6月の間で、レギュラーを取れる人、またはレギュラーを取れない人の差はなんだと思いますか?

「林」  (高校時代)僕たちの代でも、春はレギュラーだったけど、夏にレギュラーを外れてしまった選手もいました。レギュラー争いは、常に激しかったですね。春の甲子園で1桁の背番号つけていても、夏はベンチ入りできないなんてこともある。
 やっぱり最後の夏は、チームで戦うって考えた時に何が必要か?って考えると、情ではなくて、力のあるやつを入れざる得ないんですよね。
 力のあるやつっていっても、野球が上手い選手ばかりを入れておけば、強いチームが成り立つわけでもなくて、役割があると思うんです。 
 そのチームのカラーにもよると思いますが、どういうことが望まれているのか?ということに早く気付くこと。3年間もいれば、それは分かると思うので、自分の技術も磨きつつ、周りを見て求められてるものを感じて、それも同時に磨いていく。
 それが、打つ守るとか目立ったものでなくても、自分で磨いた武器が、チームにとって必要と思われるのは嬉しいじゃないですか。

――常に「何がこのチームに足りなくて、何が必要か」を意識して練習に取り組むのは、大切なことですが、難しいことのようにも感じます。駒大苫小牧の選手たちは、それが出来ていたのでしょうか?

「林」 そうですね。打つとか投げるとかは一番大切なことだけど、それプラス、そういったことも意識しながらやると、レギュラーになる近道になるんじゃないかなと思います。
 難しく感じるかもしれないですが、監督さんと話したり、選手同士で話したりする中で感じると思うんですよね。
 僕はキャプテンという立場だったから、そういう部分を見ざるを得なかったんですけど、他の選手が意識して取り組んでいることも見ていたので。僕らのチームは、みんな選手目線でありながら監督の目線で、チームを見ていた部分もあったんだと思います。うちのチームはみんなが監督というか、キャプテンみたいなチームでしたね。

――いま、高校時代を振り返ってみて、なぜ甲子園で2年連続で優勝することが出来たのでしょうか?

「林」 やるべきことはやりました。高校3年間を振り返ってそう言い切ることが出来ます。
 夏の大会までに、僕たちの不安はすべて無くしました。それまでに、試合をするたびに感じた不安をお互いに言い合って、それを夏の大会前までにみんなで全部クリアしました。その分、僕たちは他のチームよりも話し合いの時間が多かったと思います。
 練習量にこだわるといっても、それはどこのチームでもやること。実際、僕も不安だったので、毎日自主練をやってました。部活が休みの日で、みんなが出掛けている時も、室内練習場でバットを振ってましたね。
 レギュラーになれるか不安だったという気持ちと、自分が何としてもみんなを甲子園に連れて行く。そういう思いでやってました。