第11回 漫画家 須賀達郎先生2013年12月22日

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 かわいい絵柄のほのぼのとした漫画と思いきや、フォームにこだわり、マニアックな小ネタも飛び出す、別冊少年マガジンで連載中の人気野球漫画「マックミランの女子野球部」。実は、作者の須賀 達郎先生は元・バリバリの高校球児。強豪ひしめく神奈川県で、野球に打ち込む日々を送っていました。
 そんな須賀先生がどうして漫画家になったのか?野球の経験が、今の仕事にどう生かされているのか?女子野球に対する思いや、頑張っている高校生たちへのメッセージもあわせてお話を伺ってきました。

【目次】
[1]ヒロインのモデルは巨人の村田修一!?
[2]野球をやっていなかったら途中で投げ出していた
[3]女子野球を知ってもらえるきっかけに

ヒロインのモデルは巨人の村田修一!?

須賀達郎先生

――女子高校野球を題材に漫画を描かれていますが、参考にしているチーム等はありますか?

須賀達郎さん(以下「須賀」) 実際の女子野球を直接モデルにするのは難しいんです。やはりダイナミックさを出すために、僕も小学校からずっと野球をやっていたので男子の野球も参考にしています。だからホームランもガンガン出しちゃっていますよ。漫画の絵の部分は、メジャーリーガーやプロ野球選手の連続写真のカッコいい部分を参考にしていますね。

――キャラクターそれぞれに決まったモデルはいるんですか?

須賀 そういうの決めるの好きなので、ちゃんといますよ!たとえば、エースの上田 美知子は、田中 将大。ちょこちょこダルビッシュ 有も出てきますけど、キャラクターとして頭の中で動かしている映像は田中マー君ですね。僕自身、マー君世代なのでやっぱり気になりますよ。4番の門馬 飛鳥は、中田 翔のフォームを参考にしています。映像を止めながら(笑)いや、この作業は楽しくてしょうがないですね。キャプテンの和泉 皐は巨人の村田修一です。この辺りは、けっこうファンの方も、マニアックな方は気づいてくれているんですよ。別に公表していないのにお手紙やツイッターで『この選手ですよね』って。うれしいですね。

――それぞれ、キャラクターの見た目からは想像がつかないですね。容姿端麗、眉目秀麗な和泉キャプテンが男っぽい村田とは…

須賀 あくまでフォームとかですから(笑)。和泉のキャラクターの部分は、ヤンキースのジーターですね。キャプテンとしての姿勢だとか、性格とか。使っているグラブもジーターと同じなんですよ。用具にもちゃんとこだわりたくて、それぞれキャラクターごとに違うものを持たせています。そういうところが、野球をやっていたというのが生かされている部分だと思います。
 まあ、前提条件としては、漫画を読むのに用具とかそんなのどうでもいいんですけど。『野球をやっている人間のこだわり』という意味では大事な部分だと思うんですね。用具に関しても、細かいところに気づいてくれる読者さんもいて、すごくうれしいですね。

――小学校からずっと野球をされていたとのことですが、ポジションはどこだったんですか?

須賀 小学校ではソフトボールをやっていたんですけど、その当時はショート。中学で硬式野球を始めて、ピッチャーをやっていました。高校に入ってもピッチャーをやりたかったんですけど、やっぱり高校にもなると選手層が厚くなるんですよね。これは試合出られないなと思って。ちょっとだけ打てたので、結局高校では外野手をやっていましたね。

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