今年、高校生投手の中ではトップレベルの才能を秘めたのが、霞ヶ浦赤羽 蓮(あかば れん)投手ではないだろうか。

 189センチ78キロと長身から繰り出す直球の最速は152キロを計測する。夏の茨城大会はわずか2試合のみ。しかもリリーフだったが、才能はドラフト上位クラスだ。ブルペンでみた剛速球は凄まじいの一言であった。そんな赤羽はどのような成長を見せてきたのだろうか。

素質を伸ばすことができたサイクル


 赤羽が野球を始めたのが小学校1年生の頃。竜ヶ崎リトルでプレーし、小学校3年生の時から投手を始めるが主に捕手としてプレーしていた。1学年下には151キロ右腕・平野 大地投手(専大松戸)がおり、平野とはバッテリーを組んでいた。

「平野とはバッテリーを組んでいました。やっぱり肩は強かったです。たまにピッチャーもやっていましたが、キャッチャーがメインでしたね」

 そして江戸崎ボーイズに進むと、投手専門コーチのもとで、投手としての才能を伸ばし、中学3年には最速138キロをマークするまでに成長した。ボーイズの春季全国大会ではベスト4入りを果たす。多くの学校が赤羽の才能に注目する中、選んだのが霞ヶ浦だった。県内屈指の名門校への決め手は憧れの投手の存在だった。

「中3の時に、霞ヶ浦が甲子園に出ていて、エースの鈴木 寛人さんがすごく良いピッチャーだと思いましたし、あんな風な投手になりたいと思い、入学を決めました」

 赤羽が大きな故障をすることなく、順調に才能を伸ばすことができたのは、霞ヶ浦の確かな練習プログラムがある。

 日々のアップでは肩甲骨や胸郭の柔軟性を意識したエクササイズなどを行っている。赤羽はこうしたエクササイズが大きいと語る。

「毎日やっているので、しっかりやっています。可動域が広がって、しっかり投げれるようになります。最初は腰を痛めてしまいましたが、そこからは故障はしていないです」

 また30メートルのキャッチボールも日々の練習メニューに取り入れている。投手陣は週2~3回くらい、立ち投げを含めて、本人の考えで60~80球を投げる。そこで球が真っ直ぐ伸びるストレートを投げることを意識していきます。こうした積み重ねが素質を伸ばすことができた。

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