目次

[1]打倒・私学を掲げ公立校で大阪桐蔭、履正社と対戦
[2]関西を飛び出し全国屈指の名門でプロ目指す

関西を飛び出し全国屈指の名門でプロ目指す



東洋大・羽田野 温生投手(4年=汎愛)

 進路を決める際、羽田野は覚悟を決める。「関西の大学からも何校か声をかけてもらいましたが、関東のレベルの高いところでやりたいと思っていたので、東洋大学に進学を決めました」。汎愛高から東洋大野球部への進学は羽田野が初。「自分が関東で活躍して、汎愛の名前を広めたいという思いもあります」と関西を飛び出し、全国から逸材が集まる東都リーグで4年後のドラフト指名を見据え、東洋大の門を叩いた。

 東洋大入学後は高校時代にはほとんど行っていなかった「体づくり」に励んだ。「一日三食の他に夜にご飯を3合炊いて食べたりしました」と食トレも行い、入学当初80キロ前半だった体重は95キロまで増量した。ご飯のお供には「親が送ってくれた冷凍のおかずやレトルトカレーでなんとか3合食べきっていました」と関西にいる家族も支えとなっていた。一番好きなおかずは「ビーフシチューです」と頬を緩める。

 同時にウエートトレーニングにも励み、出力UPを目指した。今ではベンチプレスはMAXで125キロを持ち上げる。体重については「95までいった時は動きずらい感覚がありましたが、ベスト体重が92、3くらいだったので、そこに合わせてやっています」と現在は登板に合せて絞りながらベスト体重で臨めるように調整しているという。「下半身の土台を中心に作っていて、安定して球速を出すことができるようになりました」と成果を実感している。

 投球フォームについても東洋大に入って見直した。

「高校時代はピッチングを直接指導されたことはないので、我流でやっていたのですが大学に入ってからは細かいところも指導してくださって、結構大きく変わりました」

 特に「大きな変化」と語ったのが、「左足が付いてから投げる」というの意識だ。フォームの安定感が増し、より力を逃がさないフォームに改良することができた。

 現在の最速は156キロ。高校時の147キロから10キロ近く更新した。188センチ、95キロの体格から出力全開で剛速球を投げ込む投球スタイルを確立した。(後編に続く)

(取材:編集部)


PHOTO GALLERY フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。