目次

[1]父は京大卒、兄は一橋大生のエリート家系
[2]日大三相手に好投で自信
[3]高3で150キロ、早稲田大からプロ入りが目標


 早稲田大直属の附属校である早大学院。卒業生は原則、早稲田大へ進学できるということもあり、都内では有数の難関校として知られている。その野球部に最速143キロを誇る2年生右腕がいる。西山 恒斉投手(2年)は岐阜県から上京し早大学院の門を叩いた。親元を離れ「文武両道」を実践しながら高校野球生活を送っている。

 現在、学業にも熱心に取り組みながら野球でプロを目指しているという西山を直撃した。

父は京大卒、兄は一橋大生のエリート家系


 父は京都大卒で岐阜大の教授を務めており、兄は一橋大生というエリート家系。教育に熱心な家庭環境で育った西山は、小学生の頃は愛媛県の松山中央ボーイズでプレーした。その頃から自身も学業にも力を注いでいたという。中学時代は岐阜県の各務原リトルシニアに入団。中学時代は東海地区32強が最高成績で、中学2年生の冬に本格的に投手を始め才能を開花させた。

 進路を決める際には、「高校の時点で野球か勉強かどちらかに絞ることはやめて、文武両道を最大限極めた上で今後の将来を考えたい」という思いで早稲田大への進学も見据え、早大学院への進学を決めた。理系で将来は物理の研究室に入りたいという目標もある。

 近年、早大学院は木田茂監督の就任後、積極的なリクルートも行っており、現在は関東圏内だけでなく近畿地区などからも野球部に入部する選手もいるという。とはいえ早大学院には学生寮などはなく、西山は親元を離れ、下宿して学校に通っている。

 兄も西山が入学する1年前に一橋大に合格して東京に出ており、不安な気持ちはなかったという。それでも下宿生活を始めた当初は「母のように(料理の)経験がないので、試合の日の補食が一番大変でした」と笑うが、現在は少しずつ一人暮らしに慣れて、学業、野球、私生活を高い水準で極めている。

 早大学院では1年春から公式戦に出場を果たした。入学後は故障もあり一塁手や三塁手をこなした。入学当初から監督の大きな期待を表すように、下級生から経験を重ねている。投手としては最速143キロの速球に加え、この冬には制球力に磨きをかけた。その成果はこの春の都3回戦・日大三高戦で表れた。

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