蛭間がこだわる打撃ポイントとは



早稲田大・蛭間 拓哉(浦和学院出身)

 3年春も3本塁打。3年秋は苦しみながらも1本塁打を記録し、計10本塁打に到達した。もちろん、現時点のパフォーマンスについては満足していない。昨冬の練習では、ロングティーでは凄まじい打球を飛ばしていた。打撃でこだわっているのはスイング時間を短くし、最短距離でボールを捉えることだ。

「今は下半身を意識してやっていて、スイング軌道を短くなるように意識しています。大きくなってしまうと速いまっすぐに対応できなないですし、とにかくスイングを短くというのを意識した中で、短くするためにも強い打球を打つには、やはり下半身が大事になってきます。まずは下半身で打つということと、スイングを短くすることを意識してやっています」

 確かに打撃練習を見ていくと、スイングと下半身の回転が連動していた形で打てているように感じる。とにかく打球とスイングが豪快。それでありながら全く粗さがない。ここまで力強さと技術力の高さを兼ね備えたアマチュア選手はなかなかいない。

 上半身と下半身の動きの連動性について質問すると、蛭間選手も意識していた。

「それを意識して取り組んでいるので、そう言ってもらえるとありがたいです。高校の時はレベルが高くなかったですし、知識もない中でやっていました。大学では勉強したり指導してもらったおかげで、まだまだですけど、結果も残せるようになってきているので、今はいい経験ができてると思います」

 今、振り返るとU-18日本代表の時は、先に腕が動いて、次に下半身が動き、いわゆるバラバラな感じだった。これでは強い打球を打つことができない。大学3年間で世代屈指の強力打者になった努力の姿を取材日の練習で直に感じることができた。