2つの視点をもって目標を立てる大切さ



高校時代の吉村優(早稲田実業)

「人生を振り返っていく中で早稲田実業に進学したわけを聞かれたときに、『エースになって全国制覇するんだ』ということを再認識しました。そのうえでベンチ入りすら難しい現実があるから、『計画を立ててやらないといけないぞ』ということになり、目標を明確に立て始めました」

 最終ゴールは3年生夏にエースで全国制覇。そこに基づいて2年生までにはどうなるべきか。考えられる大会、予定をすべてかき出し、その予定ごとにどんな選手になるのか。1つ1つ決めていき、そのうえで現時点やるべきことは何か。高校入学まで残された日数を確認し、毎月、毎週のテーマを決めて実行。できる限り細分化した目標をもって高校への準備を進めていった。そのとき大事にしたのは「2つの目標」を立てることだ。

「明確な数字や結果など、定量面の目標を書き出すことは大事ですし、そこにフォーカスしがちですが、それは相手に依存する部分です。相手によって変わってくるところなので、自分ではコントロールできません。だから、自分が仲間からどう見られているかなど、自分でコントロールできる部分、定性面の目標も作るようにしていきました」

 河合コーチの指導を受けながら1つずつ目標を決め、練習も着実に積み重ねてきた。「引き出してもらった要素を、繋げてもらった」と中学時代を振り返る。そしていよいよ高校野球が始まった。

PHOTO GALLERY フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。