復活と成長のポイントは下半身動作の改善がカギ



三浦銀二(福岡大大濠-法政大)

 投球フォームのポイントについて三浦は地面をしっかり噛むことを意識した。

 「しっかり地面を噛んで、プレートを押していくイメージで投げると自分的にハマりました。地面を噛んで、横の移動時間を長くする。このイメージです。

 そのために地面を押していく投球フォームを確立するために、投球フォームの中で使う動作に順じたトレーニングだとか、ランニングもそうですけど、テンポよく走るとか考えてやっていました」

 だんだん調子を上げていき、絶好調の試合では、ほぼ完璧に封じ、三振を多く取り、手が出せない試合もあった。好調時の回転数2500後半。三浦が目指すストレートはできつつあった。
 ただ春のリーグ戦では満足行く投球ができたかというと、そうでもない。慶応大戦でノーヒットワンランを達成するなど、2勝を挙げ、復活した姿を示したように見える。ただ慶応戦では、思い通りの投球ではなかった。
 「力んで、コントロールを乱して、四球も多かったですし、相手打者の打ち損じも多かったですので、あまり自分の中ではピッチング、球質では満足するものではなかったです」

 さらに全体の投球を振り返ると、反省点が多いシーズンだった。

 「自分の中では、もっとできた部分もあって、真っ直ぐで見逃し取れて、ファウルを取れた走者がいる場面で球威が落ちてコントロールが乱れた部分、試合の中で修正できなかったことが反省点です」

 夏のオープン戦では、引き続き伸びのあるストレートを投げるために、投球動作のトレーニング、瞬発系のトレーニングを増やし、順調に調整を続けていた。
 しかし野球部の新型コロナ集団感染の影響で、野球部は活動休止。三浦は休止前、こう意気込んでいた。

 「ラストシーズンということで4年間の集大成にしたいシーズンなので、7シーズン分の成長を見せられるように腕を振っていきたいと思います」

 高校時代から描いていたプロ入り。この4年間は即戦力投手として活躍できる土台を築いてきた。
 チームとして苦しい状態が続いているが、ラストシーズンでは、過去最高の投球を見せていく。

(記事=河嶋 宗一


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