ボーイズリーグの名門・湘南ボーイズにとても楽しみな大型左腕が現れた。中学2年にして188センチ・73キロ、すでに最速は135キロを計測するのが藤田 琉生投手だ。チームを率いて20年になる田代 栄次監督も「教えてきた中では素材的にはNo.1」と語り、そのポテンシャルに大きな期待を寄せる。

 「2年の夏以降にかなり伸びてきた投手で、冬を越えてまたどれくらい投げることができるか楽しみです。まだまだ身長も伸びていますし、体は成長過程です。その意味では、まずは壊さないで次のステージに送ってあげることが大事かなと思います」(田代監督)

 兄の影響で小学校1年生から野球を始めた藤田投手は、幼い頃から周囲よりも一回り大きく列になる時は常に一番後ろ。小学校6年生時には、何と175センチにまで達していた。軟式野球チームの羽鳥ファイターズでは投手として活躍し、「自分をさらに成長させたい」とジャイアンツカップ優勝2度の実績がある名門・湘南ボーイズに入団した。

 ここまでは体作りを中心に練習を重ね順調に成長を続けているが、最終学年となる今年は試合でも実績を残していきたいと意気込む。

 「もっと成長しなくてはいけないと思ってます。変化球の曲がりが課題なので、しっかり投げることができるように練習していきたいです。今年もコロナの影響で大会が無くなることもあるかもしれませんが、今はそれを考えずに一つ一つの大会に全力で挑み、優勝して敵なしと言われるようにやっていきたいです」

 今年1年の成長がとても楽しみだが、その一方で田代監督は「ただ素材が良いだけで、ダメになっていった選手も今までいっぱいいると思います。そういった考え方の下で、努力して欲しいと思います」と、慢心せずに努力することも促し続ける。才能と努力が噛み合ったとき、中学球界屈指の大型左腕が高校野球の舞台に進むことになるだろう。

(記事=栗崎 祐太朗)



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