[1]千葉ロッテドラ1の変化球講座
[2]シュート、チェンジアップの極意
[3]プロでは息の長い投手になりたい
これまで千葉ロッテドラ1の鈴木 昭汰の野球人生について聞いてきた。そして変化球、ストレートの握り、投げるポイントを教わるためにボールを用意してもらい、語ってもらったところ、実に饒舌に語ってもらった。U-15代表、常総学院のエースとして3度の甲子園出場、法政大のエース、そしてドラフト1位。まさにまばゆい球歴がある鈴木が伝授する投球理論をご覧あれ。こちらは動画で鈴木投手の解説を見るとよりイメージがしやすいので、ぜひご覧いただきたい。
鈴木昭汰投手へのインタビューはこちらから
ロッテドラ1・鈴木昭汰(常総学院出身)が甲子園で痛感した同期との差 vol.1
プロ目指し法大進学も挫折続き。それでもドラ1・鈴木昭汰(常総学院出身)は諦めなかった vol.2
ストレート:「押し出す」ではなく上から「潰す」イメージ

鈴木 自分はボールを握った時に人差し指と中指の間が指1本入るぐらいの感覚で握ります。また親指を添える位置は人差し指と中指の間の真ん中です。リリースをする際のポイントですが、中指の腹で切るのではなく、自分の場合は中指と人差し指で潰しながらリリースをすることを心掛けます。
大学3年生からストレートに角度をつけたくて、押し出す感じではなく、潰す感じで投げることを心掛けました。潰すリリースをしていくと、人差し指と中指にマメができる形です。
スライダー:真っ直ぐの軌道と同じように

鈴木 自分は通常の方が投げるようなスライダーとは違うイメージで投げています。理由としては一般的なスライダーの投げ方だと、打者の目線が外れてしまうためです。まっすぐの軸のまま投げられないので、自分の場合、親指を立てたことをイメージしたまま切ります。そうすることで、真っ直ぐの軌道できゅっと曲がるスライダーになります。