目次

[1]苦しいシーズンだけど学べることはあった
[2]東京六大学通算100安打を目指していきたい


 現在の大学2年生野手で最もスケールがあり、実績がある野手といえば大阪桐蔭だろう。大阪桐蔭時代、根尾選手、藤原選手とともに春夏連覇を経験。現在、39試合 131打数40安打 5本塁打16打点 打率.305と東京六大学に進んだ2年生野手の中で最も数字を残しており、100安打到達可能性が高い選手といわれる。

 そしてベストナインは一塁手、二塁手で一度ずつと、大阪桐蔭の1学年の先輩である慶応大の主将・福井 章吾も「本当にいい選手で、僕は六大学野球で良い野手を挙げるのならば、3本の指に入る選手。取り組も熱心で真面目で良い子なのです。どこをとっても素晴らしい選手です」と絶賛。また山田について華のある野手だと評価する声が多い。

 そんな山田の2020年を振り返る。

苦しいシーズンだけど学べることはあった


 昨秋のリーグ戦では、45打数15安打、打率.333と着実に結果を残した山田。1年冬はさらに長打力をつけるべく、取り組んで、2020年のシーズンに臨もうとしたが、コロナ禍により、長期間の自粛に入り、調整不足で真夏に行われた春季リーグ戦に臨んだ。だが、5試合 16打数4安打1本塁打1打点と苦しい結果に終わった。

 「春に新しいことをやっていて駄目でした。5試合だけでしたけど、春うまく行かなかったことを踏まえて、そんなに大きくは変えなかったですけど、短い期間を有効に使うことができました。」
秋のリーグ戦が始まり、山田選手は9月26日の明治大1回戦で本塁打を放つ上々の滑り出し。

 「結果として出たのは良かったんですけど、そこまで満足いくホームランではなかったと思います」
 言葉の通り、なかなか調子が上がらず、一発が出ない、2発目は10月25日の早稲田大戦。大阪桐蔭の先輩・徳山 壮磨投手から本塁打を放つ。

 「徳山さんとは高校の時から紅白戦のときに練習試合をしてしましたが、ホームランを打てたことは素直に嬉しかったです。徳山さんはまっすぐが速い投手なので、まっすぐの割合が高かったので、その球を振りに行こうと思っていました」
 こうして秋のリーグ戦では、2本塁打9打点、打率.237とリーグ戦を終えました。打率3割を超えることができず、山田にとっては満足行く成績ではなかった。

 かなり苦しいシーズンではあったが、逆に成長した部分はあるという。
 「間違いなくそれは大きくあって、引き出しというのは去年に比べて断然に増えました。来年以降も今年のことを生かしていければと思いますので、そこは良かったと思います」