高安悠斗、堀越啓太と全国にいるライバル存在

松田和真(花咲徳栄)
松田はベンチ入りするために直球、変化球の精度を高め、結果を残すことにこだわった。練習試合でも好投を続け、最速144キロを計測。ベンチ入りを果たし、秋の地区予選で公式戦初登板を果たした。
大会後は調子を崩し、思うようなスピードが出ないことはあったが、それでも指にかかった時の球威は抜群。125キロ前後の縦横のスライダーの切れ味も抜群だ。
今はフォームのバランスを取り戻し、さらに球速アップを実現する。
「自分はスピードが課題なので、しっかりとフォームのバランスに気をつけながら、変化球も磨いていきたいです」
同期の高安 悠斗、堀越 啓太も意識するが、やはり全国の好投手たちも強く意識する。
「旭川実の田中くんは急激に良くなりましたし、森木(大智・高知)投手を含め、この世代には良い投手が本当に多いので、負けたくない気持ちが非常に強いです」
目指すは150キロ。花咲徳栄の全国制覇に貢献した清水 達也(中日)、綱脇 慧(東北福祉大)のような急激な成長をしたいと思っている。
その成長が実現すれば、花咲徳栄にとっては大きな力となるだろう。史上最強の投手陣を築き、4年ぶりの全国制覇を目指す。
(記事=河嶋 宗一)