第1272回 高校1年で味わった洗礼を糧に。U-15代表を経験した144キロ右腕・小畠一心(智弁学園)の進化の軌跡2020年11月10日

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チームとして打倒・大阪桐蔭を実現



投球練習を行う小畠一心(智弁学園)

 こうして順調にステップアップしている小畠。さらに副主将に就任。取材した時、山下主将が故障していたこともあって、グラウンドで引っ張る姿が見られた。

 「山下が怪我しているので、その分、副主将なので、山下がいない分頑張ろうと思ったので1日1日交代してカバーしていきたいと思います。自分たちは大会を経験させてもらっているので、上までいくということを新チームが始まった時からずっといっていたので、大会に勝ち上がっていきたいと思います」

 

 また、最上級生となったこの秋の大会は並々ならぬ思いで臨んでいた。近畿大会出場を果たし、大阪桐蔭との対戦が実現するかもしれない。オール住之江ヤング時代に小畠は高校野球ドットコムの取材で、「打倒・大阪桐蔭を実現したいです」と語っていた。

 そして小畠は県大会から完投勝利を上げるなど、エース左腕・西村 王雅に続く投手として活躍。そして近畿大会の準決勝・市立和歌山戦では1失点完投勝利を挙げ、決勝進出。決勝の大阪桐蔭戦では登板はなかったが、7対3で勝利。打倒・大阪桐蔭の思いは小畠だけではなく、智辯学園全選手の思いだった。それを実現し、2011年以来の近畿大会優勝を決めた。

 小坂監督からはストレートのスピードに頼るのではなく、実戦的な投球が求められる小畠。一冬超えて、さらに速球投手としてレベルアップした姿を見せられるか。

 来春、センバツ出場が実現すれば、1年半ぶりの甲子園で、別人のような投球を見せていきたい。

(記事=河嶋 宗一

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