第1263回 世代屈指の強肩捕手・古谷将也(成田)が目指した捕手像【後編】2020年10月22日

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【目次】
[1]逆方向へ長打が打てるために取り組んだ3年間
[2]先輩投手、同級生投手との接する時間が成長の糧になった

 今年、NPBから注目を集めている大型捕手・古谷 将也。高校通算25本塁打の強打とスローイングタイム1.8秒台の強肩、抜群の俊足で打てて守れて走れる存在として夏の独自大会でも多数の球団から熱視線だった。独自大会優勝を目指して臨んだ今大会は惜しくもブロック準決勝(県4回戦)敗退が決まった。大会前からプロ志望を公言していた古谷はここまでどんな歩みを見せてきたのか。

 後編の今回は打撃面、そして捕手として成長に焦点を当てていく。

前編はこちらから!
千葉県に現れた全国クラスの強肩捕手・古谷将也(成田)。プロ入りした先輩捕手の背中を追いかけ急成長【前編】

逆方向へ長打が打てるために取り組んだ3年間



古谷将也(成田)

 入学当時から長打力には自信があった古谷。他の打者と差をつけるために取り組んだのが、逆方向へ長打を打てる選手になることだった。その打撃の師匠も田宮 裕涼(北海道日本ハム)だった。
 「自分はもともと逆方向に打てるのですが、田宮さんの場合、逆方向でも長打を打てる選手でした。どうすればいいのかと思って、田宮さんにも質問しましたし、実際に打って試しながら、コツを見つけました」

 試行錯誤をしていきながら、「右手」の使い方だった。
 「気づいたのはいいんですけど、なかなかできなくて。田宮さんは自分と比べると、右手の押し込みが違うなと。ボールを持って捕まえていく感じができていなかったんです。どうにか、それができるように練習を繰り返した結果、学年が上がるにつれて逆方向にも打球が飛ぶようになりました」

 打撃はメキメキと成長し、秋季県大会の東京学館船橋戦で逆転サヨナラ3ランを放つなど、勝負強さを発揮し、県内トップレベルのスラッガーへ成長した。

 ただ捕手が求められるのは打撃や二塁送球だけではなく、投手との共同作業を行って勝利に導く仕事が何より重要だ。古谷はこの3年間を通して、「捕手としての自分は投手に育てられたといえます」と振り返る。

【次のページ】 先輩投手、同級生投手との接する時間が成長の糧になった

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