第1256回 今年の超強肩捕手・二俣翔一のスローイングはまさに「投手」。目指すは走れる強肩強打の捕手2020年10月18日

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【目次】
[1]社会人野球の練習参加でスローイングに対する意識が変わった
[2]ある名打者の映像を参考に長打力も向上 強肩強打の捕手へ成長


 今年の高校生トップレベルのキャッチャーとして注目を集めるのが磐田東二俣 翔一だ。スローイングタイム最速1.79秒の強肩と高校通算21本塁打の強打を武器にする大型捕手だ。そんな二俣の成長の軌跡を振り返っていく。

社会人野球の練習参加でスローイングに対する意識が変わった



二俣翔一

 静岡県の御前崎(おまえざき)市出身の二俣。小学校1年生のときから黒潮スポーツ少年団。捕手は小学校5年生から投手・捕手を兼任。また、高校野球経験があり、捕手としてプレーしていた父から捕手について教わったようだ。

 小笠シニアではほとんどが捕手としてプレーし、3番キャッチャーとして活躍した。肩も強く、当時から遠投90メートルほどの強さがあった。

 二俣が磐田東に進んだきっかけについては当時は部長だった山本監督に誘われたのがきっかけだ。「自分が中学3年生のとき、進路で困っているときに練習見学、練習試合を見学させていただいて、雰囲気の良いチームだと思って磐田東でやらせていただきました」

 入学から期待され、最初は捕手ではなく、ショートとして試合に出場した。捕手になったのは、2年夏直前の練習試合で、正捕手が怪我したことに伴い、捕手に復帰した。

 2年秋、攻守の中心となった二俣は打撃面で成長を見せ、2本塁打を放ち、結果を残した。この時の二俣は高校生活の中でもかなり調子が良かったほうだという。
「しっかりとボールも見えていた時期でしたし、自信となった大会でした」

 さらなるレベルアップへ。二俣は2年冬に東海地区の社会人野球の練習に参加した。
そこで学んだことは大きかった。

 「今までは自分の肩の強さでカバーしていたんですけど、捕手はフットワーク、捕ってから投げるまでの速さなどが教わってきて。社会人野球の練習経験から自分よりうまい人がたくさんいて、そういう方からフットワークの大事さを教わって、スローイングも速くなりました。やっぱり盗塁でアウトにできるか、セーフできるかはコンマ何秒の差だと思うんですけど、その確率を高めるために素早いステップを意識したりするんですけど、それで良いスローイングや速く投げられたとしても、意味がないので、コントロールよく投げることを意識しました」

 二俣はステップを意識して、より素早いスローイングができるようになったのは事実だが、全国の高校生捕手が思っているのは地肩自体はどうすれば強くなるのか。実際に肩が強ければ、より相乗効果となって、アウトにできる確率が高まって、より人々の注目が集まる強肩捕手になれる。

 二俣が意識していること。それはキャッチボールだった。

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