目次

[1]「本当に中学1年生なのか」と思わせた守備力
[2]小さくてもこれだけできることを多くの人に見せたい


 来年以降、高校球界を騒がさそうな中学生ショートストップが現れた。

 それがオセアン横浜ヤングの遊撃手・緒方 漣だ。

 出足の鋭さ、グラブ捌き、球際の強さ、握り替え、スローイング、どれもとっても中学生としては別格の実力を持っており、チームを率いる元プロ野球選手の柳川洋平監督も、「自チームであることを差し引いても、こんな選手なかなかいない」と絶賛する。

 元プロも絶賛する才能を持った遊撃手はいかにして生まれたのか。内野手の華形であるショートで脚光を浴びたい選手は必見の内容だ。

「本当に中学1年生なのか」と思わせた守備力


 6歳年上の兄の影響で野球を始めた緒方選手。
野球ボールは2歳頃から握っていたといい、地元の少年野球チーム・大島三丁目子ども会野球部には5歳頃から通っていた。

 小学校4年生からは元宮ファイターズに入団し、当時からショートして活躍を見せていた。横浜市内で行われている選抜大会では、区の代表選手として選抜され、ここでもショートして活躍する。

 「大会では優勝することができ、特に決勝戦は横浜スタジアムで試合ができて印象に残っています、逆転勝ちでの優勝で、とても嬉しかったです」

 小学校卒業後は、ヤングリーグの新鋭・オセアン横浜ヤングを選んだ緒方選手。
チーム数の多い、ボーイズリーグやリトルシニアのチームも気になったというが、「ヤングリーグで、歴史を変えるのもいいんじゃないかと監督に言われて決めました」と柳川監督の熱い一声が決め手になったことを明かす。

 いざ入団すると練習についていくだけで精一杯であったというが、それでも柳川監督はレベルの高さに衝撃を受けたと当時を振り返る。

 「入った時は、本当に中学生1年生なのかという感じでした。技術的なもの、特に守備については本人が勝手にやった中で育ってきたもので、それを見守ってきただけです。
何よりも、野球に対しての熱い情熱がありました」

 入団時から高い守備力を持っていた緒方選手だが、その後も順調にレベルアップを重ねて技術を磨いていきた。
特に大きな成長を見せたのが、握り替えの速さだ。

 ゴロを捕球してからの握り替えはもちろん、無理な体勢からのスローイングでもとにかく握り替えが速い。

 この握り替えの速さについて緒方選手は、
「捕球の際に、捕ったらおヘソにグラブをもってこいと教えられてきましたが、自分はおヘソにもってくる前に、割れを作るイメージを持っています」とコツを説明する。

このイメージを誰に教えられたでもなく、自ら練習する中で掴んできたというから驚きだ。


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