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- 幼少期から貫いてきたオンリーワン「両投両打」の極意 寺田 啓悟(土佐塾)
第1247回 幼少期から貫いてきたオンリーワン「両投両打」の極意 寺田 啓悟(土佐塾)2020年10月10日
【目次】
[1]「両投両打」は10年以上の経験値
[2]意識を高く持ち、目指すは初の「甲子園」
意識を高く持ち、目指すは初の「甲子園」

マウンドに立たない時は遊撃手につく器用さを持つ寺田 啓悟(土佐塾2年)
――土佐塾は新人戦のブロック準優勝で秋の県大会シード権を獲得。創部8年目で初の四国大会出場も狙える位置にあります。改めて寺田投手の意気込みを聞かせてください。
寺田:秋の目標はチームとして甲子園を目指すことなので、個人としてはそこに到達するための技術をどんどん付けていきたい。意識を高くやっていきたいと思います。
――進学校の土佐塾は平日の練習時間は2時間足らず。身体だけでない頭も使った技術も必要になりますね?
寺田:練習時間をカバーする意識や行動が大事になるので、僕だけでなく全員の意思を統一し練習から意識して、まずは秋の四国大会出場を目指します!
――白壁 大輔監督や土佐塾中時代からバッテリーを組む石本 龍騎(2年)もそろって「頭がいい」と話す寺田投手。準決勝での高知戦をはじめ、明徳義塾、高知中央と対戦する可能性がある中、強大な敵に対しても自分しかない「両投両打」とその頭脳をフル活用し、大きな足跡を刻む。
文=寺下 友徳

- 寺田 啓吾
- 土佐塾
- ポジション:投手・遊撃手
- タイプ:両投両打
- 身長・体重:169センチ65キロ
- 高知市立五台山小2年の時、五台山レッズ(軟式)で野球を始め、4年生からは高須ザイオンでプレー。野球を始めた当初は左投両打だったが、内野手を務めるために右投も習得。以後は両投両打となる。
中学は「勉強をおそろかにしたくない」と土佐塾中(軟式)に進学。エース兼内野手だった3年時には高知県選抜の一員として「第18回全国中学生都道府県対抗野球大会in伊豆」に出場。森木 大智(高知2年)らと共にベスト4入りを果たした。
高校は内部進学で土佐塾へ。1年夏から背番号「6」で試合出場を重ね、新チームではエースナンバーを背負う。50メートル走6秒2・遠投95メートルの身体能力も魅力。