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第1234回 【後編】歳内 宏明(投手・香川オリーブガイナーズ~東京ヤクルトスワローズ) 四国アイランドリーグplusは「初心を思い出せ、チャンスが詰まった場所」2020年09月16日

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【目次】
[1]四国アイランドリーグplusで得た「新鮮で懐かしい感覚」
[2]四国アイランドリーグplusは「初心を思い出せ、チャンスが詰まった場所


 2020年・四国アイランドリーグplusはあの藤川 球児(MLBテキサス・レンジャーズから高知ファイティングドッグスを経て阪神タイガース復帰)以来、5年ぶりに「NPB復帰へのハブ空港」役を務めた。

 では今年、四国に降り立った男とは……。藤川 球児からも薫陶を受けた歳内 宏明投手。聖光学院(福島)では絶対的エースとして2年連続夏の甲子園出場で通算3勝。侍ジャパンU‐18代表にも名を連ね、2011年ドラフト2位で入団した阪神タイガースでは中継ぎを中心に8年間で一軍57試合に登板も、2019年限りで虎を離れてからは台湾ウィンターリーグを経て四国アイランドリーグplus・香川オリーブガイナーズで再起を期してきた。

 そして今年、四国の地で先発の軸として9試合に登板し64回を投げ5勝0敗・74奪三振・防御率0.42と圧倒的な数字を残しNPB復帰を果たした歳内投手。9月2日・東京ヤクルトスワローズ入団が正式発表される直前に、話を聴いた。

 香川オリーブガイナーズ入団の経緯と、先発転向によって加えたもの、戻ったもの、上がったものについて語ってもらった前編に続き、後編では四国アイランドリーグplusの印象と東京ヤクルトスワローズ入団への意気込みなどが語られる。

前編はこちらから!
【前編】歳内 宏明(香川オリーブガイナーズ~東京ヤクルトスワローズ)四国・香川で積んだ「自己探求と向上の日々」

四国アイランドリーグplusで得た「新鮮で懐かしい感覚」



歳内 宏明(香川オリーブガイナーズ~東京ヤクルトスワローズ)

――四国アイランドリーグplus全体の印象も聴かせてください。NPBだとチームで戦うといっても個人が成績を残すことも大事。ただ、四国アイランドリーグplusはチームで闘う意識がより強い。ある意味高校野球に近い部分もありますよね?

歳内 宏明投手(以下、歳内) 感覚的には高校とNPBの間くらいかなと思います。正直に言えば、前にNPBにいた時は他の人の成績はどうでもよかったですし、他の投手に抑えて欲しいとも思わなかった。打たれたら自分にチャンスが回ってくるわけですから。

 でも、この香川オリーブガイナーズ(以下、香川)では選手同士で厳しく言うこともありましたし、みんなが一丸となってチームとして闘うんだという気持ちが強いと感じた。新鮮でしたし懐かしい部分がありました。

――そういった話をうかがうと歳内投手は新たな引出しを四国で得られたようですね。

歳内 阪神タイガース(以下、阪神)時代からは増えた実感はありましたし、阪神時代は失敗をすることも多かったですが、ここでの経験を活かしてNPBで結果を残したい気持ちを持っています。

――そして待望のNPB・東京ヤクルトスワローズ(以下、東京ヤクルト)への入団オファーが来ました。その話を聞いた時の率直な感想は?

歳内 素直に嬉しかったですし、改めてNPBで勝負しないといけない気持ちがわきました。もちろん不安な気持ちもありますが、やってやろうと思います。香川では先発だったので、そこに食い込んでいけたらいいと思っています。

 オファーをしてくれた球団の期待にもこたえたいですし、支えてくれた人の期待にもこたえたい気持ちが強い。そういう人たちに感謝して結果を残したいです。

――歳内投手が東京ヤクルトに抱いている印象はありますか?

歳内 阪神時代、1軍に1年間いた時(2015年)に東京ヤクルトはセ・リーグ優勝。めちゃくちゃ打つ。打撃のチームという印象がありますし、しかも本拠地の神宮球場は他の球場に比べて狭いので、東京ヤクルトと対戦した時は「あそこで投げたくない」と思っていました。

 だから、先発で登板したとしたら点を取られても最少失点で我慢できれば、打線に援護してもらえるチャンスがあると思っています。

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