第1230回 投手王国・千葉から急浮上した148キロ右腕・清水大翔(東葉)はいかにして覚醒したのか?2020年08月05日

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【目次】
[1]注目を集めるきっかけとなった日体大柏戦
[2]脱力感のリリースを求め、球速も大きくレベルアップ

 毎年、プロ注目投手が現れる投手王国・千葉。無名ながら、注目を浴びている投手がいる。それが清水大翔(東葉)だ。175センチ77キロという体格から140キロ前半の速球と浮きながら落ちるスライダーが絶品の本格派右腕だ。昨秋はエースとしてベスト16。将来はプロ野球選手と目標に掲げる清水の歩みに迫る。

注目を集めるきっかけとなった日体大柏戦



清水 大翔(東葉)

 幼稚園年長から野球をはじめ、軟式の習志野台赤トンボでプレーし、そこから投手を始めた。今のような本格派ではなく、当時は変化球を多めに使って打たせてとる投球を得意とする投手だった。

 東葉に入学したきっかけとして、学校開催の練習会があり、そこで見た先輩たちの姿にひかれた.
「甲子園を目指して練習をしていると聞いて、高いレベルでしっかり野球ができるかなと思って、東葉進学を決めました」

 入学を決める。1年夏からベンチ入りするなど下級生から主力投手として活躍する。清水の意識が変わってきたのは2年夏の大会後からだ。まず同世代でエースを争っていた平 将がケガで出遅れ、そのチャンスとばかりに背番号1を獲得した。

 そしてにわかに注目を集めるきっかけとなったのが、秋季県大会初戦の日体大柏戦だ。清水は上半身と下半身が連動した投球フォームから130キロ中盤の速球と切れの良いスライダーを投げ分け、延長13回を投げ完投勝利。
 「とても自信になった試合でした。スタミナにも自信があったので、投げ切ることができました」と強豪相手に勝利を収めた清水は2回戦でも勝利し、いよいよ春季大会のシード権がかかった中央学院戦に先発するが、連投の影響は隠すことができず、コールド負けを喫した。

 この負けでさらに清水は変わる。
中央学院さんという高いレベルのチームと対決したことでまだ自分は実力が足らないということが分かりましたし、よりトレーニングに打ち込もうと思いました」

 

 まずはトレーニングの量や質にこだわり、そして食べれる選手になるために食事の量を増やした。その結果、入学時は173センチ58キロだったのが、現在では175センチ77キロと増量に成功。今年は自粛期間に入っても精力的にトレーニングを続け、投球動画を見せていただいたが、昨年とはくらべものにならないぐらい下半身、胸板が厚くなった姿があった。

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