第1216回 生命線は低めの出し入れ。国士舘へのリベンジに燃える森田光音凪(都立富士森)2020年07月21日

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【目次】
[1]硬球への怖さの中に楽しさを見出した
[2]国士舘に敗れた悔しさを夏に!


 2年連続で秋の東京王者に輝いた国士舘に昨秋打ち合いを挑んだのが都立富士森。都大会2回戦で両校は対戦すると、7回までで9対9と乱打戦を展開。終盤に国士舘が勝ち越して11対9というスコアになったが、この敗戦を誰よりも心に刻んでいるのがエース・森田光音凪だ。

 球速は120キロ後半だが、決め球のスライダーを低めに丁寧に集める投球を武器にする森田。集大成の夏に向かって追い込んでいる森田の今の想いとは。

硬球への怖さの中に楽しさを見出した



高森田光音凪

 森田は幼稚園の年長から野球を始めており、かなり早い時期から白球を追いかけていた。小学生の時は地元のクラブチームの散田ファイターズでプレーをした。この散田ファイターズは八王子市内では有名なチームで、八王子市の市長杯では3位に入る成績を残しているとのこと。

 その中でプレーをした森田に当時の練習のことを振り返ってもらった。
 「勝ちも大事にするチームだったので、練習は厳しかったです。基本的な部分を中心にノックなどの守備系が多かったです。バッティングはあまりせずに守り勝つ、僅差で勝つようなチームでした」

 その後、森田は中学校ではクラブチームの、八王子ウェスト育成リーグに所属。サードなどの内野手をメインにしつつ、この時から時折ピッチャーを務めるようになった。しかし現在のように本格的に取り組むほどではなかった。

 「中学でも勝つことにこだわることはもちろんありましたが、自分の学年の人数が多かったこともあり、雰囲気は明るく賑やかなチームでした」

 そして高校では多くの知人が通い、兄が通っていたことを理由に都立富士森への進学を決めた。入学当初、森田が高校野球の世界に飛び込んで感じたのは、怖さと面白さだった。
 「硬式に変わって、最初はボールが怖かったです。ですが取り組んでいくうちに、次第に面白さがわかってきて、気づいたら楽しさの方が多くなりました」

 現在、チームを率いる廣瀬勇司監督は入学当初について、「最初は内野手でグラブ捌きが良いし、肩も強い。ショートやセカンドで育てよう」という思惑だった。

 しかしなかなか好投手が集まりにくいことを懸念していた廣瀬監督は、中学時代にピッチャー経験のある森田を1年生の秋にピッチャーに指名。森田のピッチャー人生が始まった。

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